「木と触れあうことで、人と、木や森との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育む」こと。
ということで、数年前に北海道で生まれた、生まれたてホヤホヤの言葉なんです。
木とうい素材は、なんだか温かくて、優しくて、確かに心を豊かにしてくれますよね。
子供はそれを感じる心を持っているんです。
娘が3歳くらいの頃、うちに、カラフルなプラスチックで魚とか、野菜とかが半分になって、
マジックテープでくっついていて、プラスチックの包丁で切ったりして遊ぶおもちゃがあったんです。
それと同じようなものを僕が木で作ったんですね。そしたら、うちに遊びに来た子ども達が、
僕が作った木の包丁や、魚を取り合うんですね。カラフルなプラスチックの方が、喜びそうな
ものなのに。
実は、僕にも逸話があって‥。
僕が幼稚園に行ってた頃、友達と遊ぼうとせずに、いっつも一人積み木で遊んでたんですって。
親が心配して、家にも同じ積み木があればきっと飽きて、幼稚園では友達と遊ぶようになるだろうと
全く同じ積み木を買ったらしいんです。そしたらそんな親の期待をまんまと裏切って、
家でも、幼稚園でもひたすら積み木で遊んでいたんですって。
僕が、心豊かに育ったかどうかは解りませんが、とりあえず30過ぎても飽きもせず、毎日
木と向き合ってます。それだけ木には魅力があるんですね。
話が反れちゃいましたが、北海道が主催して、「木育」を広く浸透させていこうということで、
”木育人材バンク”というものがスタートしました。「木育」に関する活動を、ボランティアで
協力しよう!という人が登録して、活動に参加、協力するのです。
『家具工房旅する木』もこの活動に参加していて、色んなイベントに講師として呼ばれたりしています。
左の項目の”夢”のところで書いてある様に、『家具工房旅する木』の夢の一つに「木育」の施設と、
活動をかかげています。木育活動に出来る限り参加したり、協力して、一歩一歩、理想とする目標に
近づけていきたいと思っています。また、そういう考えを持った仲間と出会っていきたいと思います。
興味のある方は”北海道の「木育」”のHPをご覧下さい。
アドレスはhttp://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/rrm/mokuiku/index.htmです。
また僕は木育ファミリーの実行委員です。木育仲間と、増々木育普及活動をしていきたいと思います。