旅する木の『木のキッチン』ってステキ!
でも…。
水回りが木で大丈夫なの?
【実は木は水に弱い素材ではない】
旅する木の『木のキッチン』に興味を持って、お問い合わせ頂く、ほとんど全てのお客様が
「水回りの天板に木を使って大丈夫なんですか?」と心配されます。
木は水に弱い、腐る、というイメージ、ありますよね。それは柔らかい針葉樹の話し。
旅する木が家具を作る時に使う、固くて丈夫な広葉樹は、水に弱くはないのです。
もともと木は、水に浸かっている様なものなのです。山に生えている木の含水率はだいたい150パーセント。
木自体の1.5倍もの水分を含んでいるのです。
倒れた木が湖や沼に何百年も沈んだ状態で保存されます。そのような木は、神代(じんだい)と言って、
そのような木で家具を製作すると、それはそれは、独特の色合いで素晴らしく、高価な価値になるのです。
木のイメージを変えて下さい。木は水に弱い素材ではないのです。
【旅する木の無垢の天板は手カンナで仕上げている】
そんな水に強い木を使った旅する木のキッチンやテーブルの天板は、全て手カンナで仕上げています。
今どき、日本中ほぼどこの家具屋さんも、手間がかからず、技術のいらない、サンドペーパーで仕上げます。
サンドペーパ仕上げはキズを細かくしていく作業なので、顕微鏡で拡大すれば、表面はキズだらけです。
それに対して、カンナ仕上げの天板は、表面を薄く綺麗に削っていくので、キズがないのです。
無塗装のまな板を想像して頂くと解りやすいのですが、一回使って汚れたまな板を水洗いします。すると、
サンドペーパー仕上げのまな板は、細かいキズから水がしみ込んで繊維が毛羽立ち、表面はザラザラ。もう
まな板としては使えません。
ところが、カンナ仕上げのまな板は表面にキズがないので、水を弾いて、表面はツルツル。いつまでも
まな板として使えます。
旅する木の木のキッチンや、テーブルの天板は、10倍以上の手間を惜しまず、一枚一枚、手カンナで
仕上げています。旅する木の高度な技術力があるからこそ、さらに水に強い木になるのです。
【旅する木オリジナル塗装】
さらに、キッチンの天板に木を使う場合、特別な塗装を施します。これについては後で説明します。
家具の塗装は大きく分けて、オイル塗装と、ウレタン塗装(ラッカー塗装も含む)。
オイル塗装は木に油分を染み込ませる塗装で、塗幕がありません。なので、さすがにキッチンの天板としては、
油や、水、熱、お醤油などには弱過ぎて、すぐに汚れてしまうので、頻繁にメンテナンスをする必要があります。
大袈裟ではなく、一日使用しただけで、消せない水シミ、油染みが残ってしまいます。
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じゃあ、ウレタン塗装は?
ウレタン塗装は木に塗幕を乗せるので、先ず、せっかく木なのに、木の質感が無くなってしまいます。
その代わり、油、水、お醤油などによるシミはつきにくいです。ですが…。
ウレタン塗装を水回りに使うと、数年後、必ず剥がれてきます。そこから水が浸入し、塗幕と反応し、白濁してきます。
そうなると、とても見るに耐えない状態になります。そして、ウレタン塗装の一番の欠点は、メンテナンスが出来ません。
持ち運びが出来る家具ならば、家具屋さんに持って行って、大型の機械で表面を削ることも出来なくはないのですが、
キッチンの天板を取り外すことは現実的ではあり得ません。
キッチンの天板にウレタン塗装は、絶対にお勧め出来ません。
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じゃあ、旅する木はどんな塗装をしているの?
旅する木オリジナル塗装
ごめんなさい。成分等詳しくはお答え出来ません。
塗料メーカーに協力してもらい、世界一安全な旅する木のオイルを使い、旅する木がオリジナルに開発した塗装を施して
います。
せっかくの木の質感を失わない程度に、薄く、均一に塗幕を乗せて、水シミ、油染み、お醤油シミなどにも強く、
塗幕が剥がれて、白濁するような心配も無い、木のキッチンにはとても相性の良い塗装方法で仕上げています。
水に強い木を使い、手カンナで丁寧に仕上げ、独自に開発した安心、安全な塗装をすることにより、
水回りのキッチンに木を使っても、全く問題ない、『旅する木の木のキッチン』を自信を持って
お勧め出来るのです。
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確かに、ステンレスや、人工大理石の天板に比べ、多少は気を使わなければならないことはあります。
でも、とても神経質にならなければならないほどでは全くありません。毎日通常に行うお手入れをしていれば十分です。
きっと、木の天板で料理をしていれば、自ずと大事に使ってあげたくなる様な気持ちになるはずです。
何より、『木のキッチン』は本当に気持ちが安らぎ、心が癒され、気持ちよくキッチンでの作業ができると思います。
旅する木の『木のキッチン』お勧めです。
工房に来て下されば、カフェのキッチンを実際に触ってもらうことが出来ますので、お気軽にお問い合わせ下さい。