『家具工房旅する木』は豊かな「暮らし」、「心」、「時間」をご提案、ご提供します。
つむじ風通信実は、学生の頃シナリオライターになりたくて、新聞社のコンペに出展していました。
箸にも棒にも引っかかりませんでしたが‥
文章を書くのは好きなので、妻のそよかぜ通信とともに、日常でのちょっとした出来事を
載せていこうと思います。なんちゃってシナリオライターにお付き合い下さい。
7/11 ”走る覚悟”先週の土曜日、旅する木でクラシックコンサートが行われました。
友達の建築家であり、音楽家でもある、スタジオシンフォニカの畠中さん率いる
プロの音楽家集団、札幌管楽ゾリステンのメンバーによる、旅する木でのクラシック
コンサートはこれで3回目。
今回も素晴らしいコンサートで、参加された方々、とても喜んで下さいました。クラシックコンサートを開催しつつも、実は僕はクラシックにはとんと疎く、よく解らない。
なので、旅する木のクラシックコンサートは、畠中さんにお願いし、みんなが聴いたことあるような
曲を選んでもらったり、さらには、僕の大好きなジブリの曲を演奏してもらっています。
今回も全10曲のうち、4曲のジブリの曲を入れてもらいました。僕は簡単に頼んじゃうのですが、畠中さんにとっては大変な作業。
演奏者の楽器毎に全部編曲してくれるんです。ゾリステンの演奏者12名が演奏してくれたので、
その楽器に合わせて編曲して全体を構成するんだから、頭の中を見てみたいものです。コンサートの終盤がジブリのオンパレード。
『天空の城ラピュタ』の『鳩と少年』
『ハウルの動く城』の『世界の約束』
『となりのトトロ』のメドレー
そして最後の曲が
『風の谷のナウシカ』の『鳥の人』これらの曲を選りすぐりのゾリステンのメンバーが目の前で生演奏してくれるんだから、
本当に感動的で、幸せな気持ちで満たされます。音楽の力はすごいと思いました。曲毎に工房の体育館を色んな空間に瞬間移動させてくれるんです。
参加された方々は、その瞬間、ここが毎日家具が作られている工房だと言う事を忘れて、
音楽が作り出す空想の世界に迷い込んだ錯覚になったんじゃないかと思います。
最後の『鳥の人』の時、僕はメーベで風に乗っていました。こんなに感動させてもらい、こっちがお礼を言わなきゃいけないのに、コンサートの終わった後、
「こんな素敵な場所で演奏させてもらって皆さんに喜んでもらえて、嬉しいです。
本当にありがとうございました。」と逆にお礼を言われてしまいました。札幌管楽ゾリステンのメンバーの方と話しをすると、やはり音楽で生活していくのは相当厳しい
のだそうです。それでもこの道を選んでいるのは、好きであり、自分が人を感動させられるものは
音楽しかないんだと解っているからなんでしょう。”自分が創り出すもので、それを受け取った人の心を動かすことが出来る。”
これが僕の中のプロの条件です。「感動を創るものは走らなければならず、感動を得るだけなら座しても可能だ。
走るか、座るか覚悟を決めなさい」 倉本聰ゾリステンの演奏する音楽を、いつも仕事をしている工房の体育館で聴いていて、改めて
”走る側でいたい”と実感させられました。
僕が人を感動させられるものは、家具作りしかない。これからもこの”覚悟”を形に
していこうと思いました。そして今回のコンサート第一部には、当別中学校の吹奏楽部の生徒さんも参加してくれました。
ゾリステンのメンバーが技術的指導をしながら。
中学生にとっては、きっと有意義で、視野が広がったんじゃないかな?っと思います。
この中から将来”走る覚悟”を決める子が出て来てくれて、いつか、何らかの形で
工房に帰って来てくれたら嬉しいなぁ。
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北海道はここのところ、夏日が続いてますね。
全国の天気予報を見ると、本州より北海道の方が気温が高い。
子育て真っ最中のノンノは暑そうに、ハアハアやってます。今週末は旅する木で『旅するギャベ展』をやっています。
ギャベとはイランの遊牧民がヒツジの毛を草木染めした毛糸で編んだ絨毯。
自然素材で、素朴で愛らしいデザインのギャベは、ひとつとして同じ柄のものはなく、
まさに、”出会い”で、気に入ったギャベに出合ってしまうと、すっかり心奪われてしまいます。ギャベを販売しているトニーさん。陽気で流暢な日本語を話すパキスタン人。
トニーさんとの出会いは、かれこれ7,8年前。僕がまだ独立前、工務店で建築の勉強をしている頃。
建築現場に家具の取り付けに行くと、いつも現監督に怒りつけているトニーさん。
トニーさんはカーテンなどファブリックの取り付けで、現場でよく一緒になったんです。
通常、僕らは現場監督には逆らえず、従っているのに、トニーさんはそんなことおかまい無し。
「こわ〜。このガイジンさん。近寄らないどこ。」と思って、仕事に集中しているフリをしていると、
さっきまで現場監督に怒ってたのに、陽気に僕に、「Hello!スダサン。How are you?」なんて
気さくに話しかけて来て、いつの間にかトニーさんのペースにはまって、1、2時間おしゃべり。
今度は仕事がはかどらない…。
この頃はまだ、トニーさんの本職がギャベの販売だとは知らなかった。その後、僕は会社を辞めて独立するのですが、独立準備を進めている頃、あるショップの
『ギャベ展示販売』という催し会場にトニーさんがいて、そこで初めてトニーさんの本職と、
ギャベのことを知ったのです。ギャベの可愛らしさと、寝転んだ時の感触に、すっかり魅了されてしまった僕と妻は、
とっても気に入ったギャベに出会うのですが、もともとギャベを買いに来たわけじゃないし、
独立資金として、国民金融公庫から多額の借金をしたばかり。迷いに迷って、諦めました。
でも、「いつかこのギャベを買えるように頑張ろう!」と、この気持ちを忘れないように、
ちょっと小さめのギャベを買いました。それでも10万円くらいしたんじゃないかな?
今でもとっても気に入って、使っています。自分で実際に使っていて、その良さを実感しているし、お互い自然素材なので、家具との相性も
バッチリなのは解っているので、トニーさんが工房(当時札幌のタマネギ倉庫)に来る度に、
「いつか『旅する木』でギャベ展をやれたらなぁ。」と話していました。あれから歳月が流れ、今、『旅するギャベ展』をやれていることは、ぼくにとっては
ちょっと感慨深いものがあるんです。
なので、多くの方にギャベの素晴らしさを感じてもらいたいな。と思います。
そして、世界に一つ、自分だけのギャベに出会って欲しいな。と思います。
文頭にも書きましたが、気に入ったギャベに出合ってしまうと、すっかり心を奪われちゃいます。今回も僕はとっても気に入ったギャベがあって、仕事しながらすっごく迷っていました。
ショールームに入ろうとしているお客さんがいたので、案内しようとふと荷物を見ると、
そのギャベが…。。
僕は思いっきりテンションが下がって、ショボンとしながらボソボソと案内。
だって、彼女を奪われた直後、しかも彼女を奪った恋敵ですから。『旅するギャベ展』をやる度に、恋敵を作ってちゃ、いけないですねぇ。
それでも9月頃、また『旅するギャベ展’2012秋』を開催します。
今回来られなかった方、興味のある方、是非出会って、心奪われちゃって下さい。
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4日前、愛犬ノンノ(北海道犬)が3匹の赤ちゃんを出産。
とっても可愛い赤ちゃんたち。
犬は安産だって聞いてたけど、ノンノの場合はとっても難産。
特に最初の子は苦労しました。痛がって痛がって、狂いそうでした。
草原に産み落としたまま、ノンノは恐くなったんでしょう。自分の犬小屋に閉じこもっちゃって
処理をしない。しかも赤ちゃんは全く動かないし。
僕が胎盤とかついたまま拾ってノンノのところへ持っていくと、あわてて胎盤とかを食べて
ペロペロ舐め始めたんです。
舐め始めたらやっと息をし始めておっぱいを探していました。
その後産まれた2匹に比べて極端に小さい最初の子は、やぱり元気が無くて、
おっぱい争奪戦にいつも負けちゃう。
それでもノンノはこの小さい子が一番気になって、いつもとっても可愛がっていました。
あまりに一生懸命に可愛がりすぎて、逆効果になることが多く、なかなか成長せず、
衰弱していくので、僕が寝泊まり出来る大きな犬小屋を作って、僕と妻で24時間態勢で面倒を
見ていました。
だんだん体力もついて来て、小さいけどおっぱいに食らいつくようになって、
喜んでいたのに、今日は段々衰弱して来て、動かなくなって、夕方、息を引き取りました。昼間、ノンノのおっぱいを吸い付けなくなったので、ミルクをあげるため取り上げると、
ノンノは何としても取り返そうと、悲痛な叫びで食い下がってきました。
だからノンノに、「大丈夫。絶対元気にしてまた戻してあげるから、待ってて。」と
約束して強引に家の中に連れて来て、ミルクをあげてたのに、そのまま亡くなってしまいました。
「ノンノ、ごめんね。レオ、死んじゃった。約束したのに。ごめんね。」
実は死んでしまうなんて想像もしていたなったので、その直前、強く生きて欲しいって、
『レオ』って名前を付けたんです。
謝りに行きました。ノンノはクンクン言いながら涙を舐めてくれました。こういう時、女の方がしっかりしているもので、妻は「後悔したりしないで、こういう
役割を持って産まれて来てくれたんだから、嘆くより、”ありがとう”だよ。」っと
泣きじゃくる子供たちに伝えていましたかけがえのないものがいなくなった時、それが存在した証を残すにはどうしたらいいのかな?
いろいろ考えました。
写真も撮りました。明日土に埋める場所も決めました。みんなで埋める時、手紙や絵を描こうと
話し合いました。僕の場合、仏壇を作ってもいいのかな?でも、一番はやっぱり”変わること”だろう。僕が。
大切なものに出会って、それを失った時、大切なものが存在した一番の証は、
僕が変わることだろう。
この3日間、僕はノンノとこの子の面倒でほとんど寝ていません。
それでもすごく元気でいられる。今日だって2時間おきに起きて、ミルクをあげるつもりで
張り切っていた。それくらい元気でいられる。
自分でも自分の中の何かが変わり始めてることに少し気が付いていました。
具体的にはここでは言いませんが、ずっと、本当にずっと変えられなかったことが、
この子に出会って、お世話をしているうちに、少し変えられそうな気になっていました。
だから、レオが4日間生きた証は、僕がこの後もずっと変わること。
そういう役割を持ってレオは僕のところへ来てくれたんだ。ついさっきまで、この子が落ち着いて、時間が取れるようになったら、ノンノの赤ちゃんが
誕生した喜びに満ちたつむ通をどう書こうか、ずっと考えていました。
まさか喜びのつむ通を書く前に、このような切ないつむ通を書くことになるなんて、
思っても見なかった。今、僕の膝の上にレオが安らかに眠っています。
あまりに小さくて、冷たくなった体を、毛布に包んで。ありがとう。レオ。
レオの後に産まれた2匹は、元気にすくすくたくましく成長しています!
小さい命の、そのひ弱さと、そして同時に、たくましさを、それは僕ら人間でも、
そして赤ちゃんだからという訳ではなく、自分のこととして、その両方を感じて
生きているとこの大切さを教えてくれています。レオの分まで生きて。強く生きて。
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先日、『のこたべ』さんのイベントで、”アークスツール”を作る木工教室が行われました。
4名の方が参加してくれて、それぞれに苦労しながら、大満足のスツールを製作しました。
木工教室を始める時、僕はいつも言います。
「旅する木の木工教室は決して楽しくないですよ。いつも皆さん、しゃべらず、黙々と
作業していて、ラジオの声だけが工房に響いています。」っと。
そう、旅する木の木工教室のコンセプトは、”苦労してもらいたい。”なのです。
「モノが生まれるということは、そんな簡単なことじゃないんだよ。」ということを
知ってもらいたいのです。だからこそ、完成した時の喜びはひとしお。そして、そうやって生まれた
家具は、絶対に一生使ってもらえる。
僕が製作する家具も、そして木工教室で製作した家具も、最低でも一生使ってもらいたい。
あわよくば、子供、孫の代まで使ってもらいたい。と思っています。案の定、今回も工房には、ラジオの声が響いていました。
皆さん、黙々と作業に没頭。
そして完成が近づくと、興奮を抑えられなくなって来て、塗装が終わり、完成した時には、
「もう、可愛過ぎる!」
「久しぶりに無心に、没頭した。」
「充実した一日を過ごせた!」
などなど、まんまと僕の思惑(?)にはまって、とても嬉しい感想を聞かせてくれました。そして、木工教室は、僕にとっても新しい発見の出来る、楽しい時間なのです。
家具作りの経験を積めば積むほど、固定概念に縛られがちで、頭が固くなってくる。
座面のテープ選びの時など、
「僕だったらこの組み合わせはしないな。」などと内心思っていたのに、完成したものを見ると、
意外と素敵だったりするんですね。
ポーカーフェイスを装いながら、「今度、この組み合わせをお客様に提案してみよう。」なんて。そんなことで、喜んでもらえたスツール作り終えて、「良かった、良かった!」
なんてホッとしていられないのです。
トップページに記載しているように、この『のこたイベント』を皮切りに、7月まで
毎週のようにイベントがめじろ押し。6/29(金)〜7/2(月) 『旅するギャベ展』
7/7(土) 『旅する木で木と音楽を感じよう!』クラシックコンサート
7/14(土)〜15(日) 命が宿る服『うさと展』
7/15(日) 亜麻祭りどのイベントもとっても魅力的で、僕自身、楽しみにしているものばかり。
イランの遊牧民が手織りで織る絨毯は雄大であり、可愛くもあり、そんな『ギャベ』が
100点ほど展示、販売されます。そして七夕の夕方、体育館で行われるクラシックコンサートは、毎回、本当に感動的。
プロの音楽家集団、『札幌管楽ゾリステン』の方々による演奏が、目の前で、生で聞けるなんて、
本当に幸せで、満たされた気持ちになります。
壮大なクラシック曲や、僕の大好きなジブリ映画の曲を演奏してくれます。そして『うさと展』、タイの女性達による、手紡ぎ、草木染め、手織りの服は、完全自然素材で、
いわゆる民族衣装ではなく、デザイナーによりデザインされた暖かみのある服を展示、販売します。さらに言わずと知れた『亜麻祭り』。昨年は2,000名を越える人達が東裏小学校に集まり、
か弱くて、可憐で美しい亜麻の花を、近くの亜麻畑に見に行かれました。
僕の作る家具は、この亜麻の種を絞った亜麻仁油を塗っているんです。
この奇跡のような亜麻との出会いは、東裏小学校を工房にして本当に良かったことの一つです。毎週末、旅する木に行かなきゃ!って思っちゃうくらい、どのイベントも魅力的でしょ。
僕はここ(東裏小)でやっていて良かった。全部のイベントを体験できるもん。
そうなんです。こんな楽しくて魅力的なイベントを、僕が自分で企画、実行できるわけがなく、
どれも主催者の方が言って来てくれて、「楽しそう、やろう!やろう!」となったもの。
そして不思議なことに、日程も調整したわけでなく、上手い具合に重ならずに週末毎に
ピタッとはまりました。工房を立ち上げる時、ただの家具屋さんではなく、木育活動や、文化活動もやっていきたい。
と、借金をするために金融機関に提出した事業計画書に盛り込んだものの、これといったツテが
あったわけでなく、翻弄するような努力をしたわけではないのだけど、縁がつながって、
こんな楽しそうで魅力的なイベントを、旅する木でやってもらえることに、感謝と、
嬉しい気持ちです。見に来てくれた方々も、主催者側も、みんな幸せで、笑顔になって、「またやろう!」
「またやって!」って思ってもらえるように、頑張ろう…。ん?
僕が頑張れることはあまりないんだけど…。。
そのような”場”つくりをしたいと思います。皆さん、是非毎週末、旅する木に来て、楽しいイベントに参加して下さい。
お待ちしています!
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ただいま〜。
実は月曜日から今まで、長野県に出張に行ってました。
出張?里帰りじゃなくて?
いえいえ、今回は仕事です。まあ、月曜日から今日まで、4日間。
仕事をしたのはほんの30分くらいですが…。長野県の伊那市にお住いのご夫婦Nさんの家に、ダイニングセットと、ソファを納品しに
行ってきました。
伊那市は、僕の実家の岡谷から車で40分くらいと、とっても近い距離なので、里帰りもかねて。旅する木の家具が、実家のある長野県に初めて旅することになるなんて、ちょっと感慨深い
ものがありました。
まあ、実家があるんだったら、まず実家に家具の一つや二つ、作ってあげなさいよ。
って感じなのですが・・・。Nさんの家は、高台ののどかな場所にある旧家で、玄関を入ると木のとてもよい香りがし、
すぐのところに今どき珍しいくらいの見事な大黒柱があって、驚きました。
そんな木造の旧家なのに、リフォームしたダイニングキッチンは明るくて、センスのあるモダンな
感じで、なんと、その横の部屋には…。。ふすまを開けると、「なんてことでしょう!」(ビフォーアフター)笑。。
ご主人が「笑われて終しまいだろうな?」と思いながら建築家に、「ゴルフの練習部屋なんて…」
と言ったのを、建築家が見事に叶えてくれた、室内ゴルフ練習場があり、笑ってしまいました。家具を積んだ運送会社のトラックが到着し、Nさんにも手伝ってもらい、ダイニングテーブル、
チェアー、そしてソファをリビングに設置すると、この素晴らしい空間に、ピタッとはまるように
納まりました。
それは、Nさんご夫婦はもちろん、この空間がこの家具たちを待っていたような不思議な感じで、
Nさんご夫婦はとても喜んでくれました。そして建築家の倉田さんも合流し、Nさんご夫婦のお友達がやっている”花菱”というお店で、
とっても美味しい食事と、お酒を飲みながら、いろんなお話をしました。Nさんの家のリフォーム工事の時、こだわりの建築家をはじめ、いろんな職人さんが良いものを、
喜ばれるものを作ろう。と腕を振るったそうです。
そのようにして完成した空間に、旅する木の家具が納まり、とても喜んでいるNさんご夫婦と
一緒にお酒を飲んでいるこの時間は、
『お客さまの喜んでいる顔を直接見たい。喜んでいる声を直接聞きたい。』という思いで、
経営の安定とか、売り上げのこととかを考えず、一切のショップに卸さずに、偶然の出会いのみ
を頼りにやっている僕にとって、本当に”至福の時”で、「ああ、この瞬間のために、僕は
家具作りをしているんだ。このやり方でいいんだ。」と実感させてもらいました。
Nさんご夫婦、建築家の倉田さん、そして僕、4人とも、それぞれ心から満足し、喜びながらお酒を
飲んでいるこの空間は、幸せのオーラに包まれていました。
幸福感と、ちょっとの淋しさを感じ、好きな音楽を聴きながら、何とも言えない心地良さに
浸りながら一人、岡谷に帰る最終電車。このままずっと、この電車に揺られていたい。
そんな風に思っていました。ぼんやりと懐かしい風景を見ながら…
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今日から6月ですね。
東裏小学校の校庭は今こんな感じ。タンポポの絨毯。見事ですよ〜。
ところで、先週の日曜日、【Wood Start Chair】の教室を行いました。
くるみちゃん(1歳)のご家族が参加してくれました。実は他にも参加予定の方がいたのですが、木工好きの方だったり、まだ予定はないけど、
いつか生まれるお孫さんに。という方だったりと、いまひとつ、【Wood Start Chair】プランの
趣旨の参加者がいなかったので、カフェに赤ちゃん連れのご家族が来てくれると、
「どうですか〜?」って、お誘い。
くるみちゃんご家族(Tさん)もGWにカフェに来てくれて、お誘いしたのでした。「いつもHPを見ていてくれていて、【Wood Start Chair】を実際に見てみたかった。」という
ことで、相思相愛(?)。
お子様の名前がくるみちゃんということで、
「くるみの木で製作できますか?」と。
もちろん、OK!当日はクナウマガジンの雑誌『スロウ』の取材も入る事になっていて、記者の名嘉真さんと
カメラマンの村上さんのお二人も来てくれました。
名嘉真さんも、村上さんも、若い(?…笑)女性なので、Tさんご夫婦ともすぐに打ち解けて、
暖かく、楽しい教室になりました。
なんといっても、場を和まして、暖かい気持ちにしてくれたのはくるみちゃん。
微妙に人見知りをし始めたくるみちゃん。僕の今日の目標を、「楽しい教室」ではなく、
「教室が終わるまでに、くるみちゃんをダッコする!」に変更。ちなみにこのくるみちゃんの【Wood Start Chair】、一歳になったくるみちゃんへのプレゼント。
素敵ですね。一歳になったくるみちゃんの手形と足形、そして『Happy Birthday to KURUMI』というメッセージ
が彫られた、お父さん、お母さんの苦労と愛情がたっぷり込められた、【Wood Start Chair】が
完成しました。Tさんご夫婦からのリクエストで製作したくるみの木での【Wood Start Chair】、とっても
味わいがあって、素敵でした。一応企画では、メープルとチェリーなので、
「くるみちゃんと楓ちゃんとさくらちゃんが揃えば、面白い!」という話題に。
楓ちゃん、さくらちゃん、募集していま〜す!Tさんご夫婦、木工の面白さと大変さを体験し、そして完成した椅子と、その椅子に座っている
くるみちゃんの姿を見ながら、「もう、大満足です。とっても楽しかった!」と言ってくれました。
Tさんご夫婦の思いの込められた、手作りの椅子は、くるみちゃんの成長と共に、いろんな思い出
を刻みながら、ず〜と大事に、喜ばれながら使われるんだなぁ。っと思うと、
【Wood Start Chair】プランを企画して本当に良かった。【Wood Start Chair】プランはこれからもずっとやっていくので、お子さんがいるお父さん、
お母さん、赤ちゃんが産まれるお父さん、お母さん、是非ご参加下さい。目標?もちろん、達成しましたよ。
アッ、写真撮るの忘れてた。でもちゃんとダッコしましたよ、くるみちゃん。
癒されました〜。
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ご覧下さい。鉋(カンナ)の刃が立っています。
不思議な映像でしょ?
よ〜く見てみると、ピアノ線で吊るしてる。って、「こら〜!」
接着剤が…。「おんどりゃ〜!!」種も仕掛けもない。正真正銘、鉋の刃が砥石に吸い付いて、自分で立っているんです。
瞬間的な映像ではないんですよ。だって、僕がカンナを研いでいて、この写真も
僕が撮っているんですから。鉋は奥の深〜い、日本が世界に誇るべき道具なんです。
僕が鉋の話しを始めると、長くなっちゃいます。木工教室の時なんて、ともすると、
1時間くらい、道具の話しをしちゃったりして。そのうち大部分は鉋の話し。
それくらい鉋は奥が深く、語り尽くせない道具なんですね。
鉋が一人前に仕込めて、思い通り使えるようになるには、10年かかると言われるくらい。鉋の仕込みと同じくらい大事なのが、刃物の研ぎ。
一人前に研げるようになるには、やっぱり10年かかると言われます。木工の道に入って、いろんな工房を訪ねて歩いていた頃、尊敬する家具職人の方が
鉋の刃を研いでいて、「一人前に研げるようになると、砥石に刃物が吸い付いて、
手を離しても立つんだよ。」と言っていました。それから、鉋の刃を研ぐ時、立つかな?手を離そうとすると、
「カチャ」すぐに倒れてしまいます。
「やっぱり研ぎは天然砥石じゃなきゃね。僕が使っているのは人工砥石だから無理なんだ。」
そして、天然砥石を使うようになると、
「天然砥石は当たり外れがあるからね。なんかこの砥石、ムラがあるし。」まあ、ダメな職人ほど、道具のせえにするもので…。
”弘法、筆を選ばず”とはよく言ったものです。僕が木工の道に入って、ちょうど15年。ようやくその時が訪れました。
無心で鉋の刃を研いでいると、なんかいつもより刃が重い感じがして、
「これはもしや!」と思い、恐る恐る手の力を抜いていくと、
なんと!!!刃が砥石に吸い付いたまま立っているではありませんか。
慌ててデジカメを持って来てパシャッ、パシャッ、パシャッ。
でもあまりに興奮しすぎて、最初の何枚かは超ピンボケ。
だって、手も心も震えるもん。
なんてたって、15年目にして初の快挙ですから。
しかも心の準備もできてないし。でも、良かった〜。最後の一枚が上の写真。バッチリじゃないですか。
しかも鉋の刃の後ろの水道水が時間の流れと動きを表現している中、
吸い付いて立っている鉋の刃は、時が止まっているような、それでいて永遠の様な
感じが表現できていて、とっても良い写真。え!?思いが入りすぎてるって?
そりゃぁ、そうさ。だって、15年間待っていたんだもん。この瞬間を。
一人前になるのに、10年。僕はさらに5年かかっちゃったけど、ようやく鉋の刃を
一人前に研げるようになりました。
その時の家具職人に電話で報告したら、
「そうか、良かったね。ちょっと時間かかったけどね。」と。いつか、工房に駆け出しの家具職人が来たら、言おうかな?
「一人前に研げるようになると、砥石に刃物が吸い付いて、手を離しても立つんだよ。」一人でもいいから、10年後くらいに電話がかかって来て、
「本当に鉋の刃、立つんですね!あの時須田さんが言っていた通り。」
なんて言って来てくれたら。。嬉しいですね。
**************************************ありゃ〜。
いつの間にか前回のつむ通を書いてから一週間が経ってしまいました。
本当は3日くらいおきに書いていきたいと思っているのですが、一週間が早過ぎ!
まあ、それほど劇的な人生を送っているわけではなく、むしろ、家具作りしかしていない、
平平凡凡な毎日なので、ネタもそれほど豊富なわけでなく…。。
そんな平凡な毎日の積み重ね、この年になるとそれほど自分自身、成長を感じることのない
毎日なわけですが、子供たちは、ちゃ〜んと成長しているんですね。上の娘は、いつの間にか中学2年生。思春期真っただ中。
昔のつむ通には、時々娘が登場していたんですけどね。→こちら
最近はめっきり少なくなっちゃいました。。平仮名が書けるようになった頃は、えんぴつを取ろうと作業着のポケットに手を入れると、
折り紙が入っていて、開いて見ると、
「ぱぱ、いつもおしごとありがと。がんばってね。」
と書いてあって、工房で一人、じ〜んときたりして。小学校の中学年の頃は毎日、『30分マッサージ券』なんて作ってくれて。
それが高学年になると、『30分100円券』になって。
中学生になると、マッサージをしてもらう事もなくなってしまいましたね。そんな娘とこの前、室蘭のお客さんのところに家具の納品に行ってきました。
昔はよく納品に行くのに、「ぱぱと行く〜。」と言ってついて来たものです。
今回は別の用事があって、一緒に行く事に。
それでも往復約4時間のドライブで、学校のことや、部活のこと、将来の夢など、
いろんな話しをしました。娘は小さい頃、本当にパパっ子で、いつも手をつないで散歩したり、暇さえあれば
工房で遊んでいたり、時には手伝ってくれたり、小学校の頃の将来の夢は、
「パパみたいな家具職人」(そのころのつむ通)だったりして、しょっちゅう、むぎゅー
して、夜起きると必ず僕の布団に入って来て、手をつないで寝たものでした。ついこの間のことなんですけどね〜。
もうそんなことはないんだなぁ。出産直後、産婦人科の待合室にいた僕に、看護婦さんが「元気な女の子ですよ。」
と娘を手渡された時、どうしたらよいのか解らずに困りながらも、その折れてしまいそうな
あまりに小さな指を見て、「なにもかも守ってあげなきゃ。」と思ったのに、
大きくなるにつれて、親が関与出来る悩みが減って来て、子供も親をあてにしなくなり。
自分も、そして誰もが通って来た道ですね。
子供の心の中を、親は同じ大きさで感じることは出来ないのだから、仕方のないことですね。平凡な毎日の積み重ねの中で、時の流れを感じさせてくれるものは、巡りめく季節と、
子供の成長。
それらの変化を楽しみたいと思いつつ、一人で大きくなったような顔をされると、
頭に来るもので…。。
これも、誰もが通る道ですね。娘と二人きりの時間を、後どれくらい過ごす事が出来るのだろう。
楽しい時間の中で、ちょっと淋しさも感じた4時間のドライブでした。**************************************
週末が近づくと、妻と「今週のカフェは何人くらい来てくれるかねぇ。」という話題に。
僕がいつも予想して、作るケーキの数を決めるんです。
先週はGWだったので、たくさんのお客さんが来てくれて、ケーキが早い時間で売り切れに
なっちゃいました。そして今週の予想は…。
「みんなGWで遊んだから、今週は家でゆっくりしていて、あまり来ない。」
大抵僕の予想は外れることが多い。
ところが、今週、特に今日は大当たり。3時くらいまでポツリ、ポツリ。ケーキが余ると、夕飯や、次の日のおやつになるので、僕は内心大喜び。
「よ〜し、今日はこんな感じで今週は終わりかな?夕飯は”いちごケーキ”と”アーモンドタルト”
ふたついっちゃうかな?」なんて喜んでいると…。4時近くになってちょっと片付けモードになっていたタイミングで、玄関の扉がガラガラっと
開いたと思ったら、
「ワー、ホントに学校だ。」
「キャー、跳び箱だぁ。飛んでみよう!」
「♪、!、+、*、×、?、…」ゾロゾロと若者の集団がカフェに入ってきました。
「今からでも大丈夫ですか?」
今からというより、その人数にちょっとびっくりして妻が、
「え”!あ、大丈夫ですよ。」
「あ、今、本当は嫌な顔しました?」
「いえいえ、本当に大丈夫ですよ(笑)。」
なんて会話があって、大〜きなビーンズテーブルを若者達がグル〜っと囲むと、
「ワ〜、キャ〜、♪〜、」
僕が見本のケーキを持っていくと、
「すげ〜、美味しそう♪、食べた〜い!」
メニューが決まり、それぞれのトレーに乗せて、持っていくと、
「わ〜、かわいい〜♪、写真撮ろう!」さっきまでマッタリモードだった僕たちは、いっきに大忙し。
若者パワーがカフェ全体にパ〜と溢れ出て、僕たちもなんか笑顔と元気になって
次々とケーキや、飲み物の用意をしました。食べ終わると、みんな、木のおもちゃのある木育の部屋でまたまた、
「ワ〜、キャー、かわいい〜、楽しい〜、♪、!!」
めっちゃ楽しそう。ショールームを案内しても、
「お〜、キャー、すっげ〜。欲しい〜!」
嬉しくなっちゃう。「大学生ですか?」
「はい。」
「どこの大学なんですか?」
「北大です。」
「すごいですね〜。」
「いや、ちょっと勉強すれば誰でも入れますよ。」なんて、僕たちも気さくに話しかけたりして。
帰りがけに、
「すっごい楽しかったぁ。」
「北大の友達みんなに教えちゃいます!」
なんて嬉しいじゃないですか!妻と片付けしながら、
「若いっていいね〜。」っと。
何だか、オヤジですね〜。僕のおやつのケーキは無くなっちゃったけど、
”ケーキ”の代わりに”元気”をもらいました。「・・・」
”ケーキ”と”ゲンキ”をかけたんですけど…。。
解りにくいオヤジギャグですね。しかも面白くない…。「それにしてもホント、若いっていいですね。 特に女の子は。」
「…」
完璧に”ダメおやじ”ですね。。
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「雪が融けたら何になる?」
「水?あ、違う、春になる!」
やっと、工房の回りの雪も融けてなくなりました。
それと同時に、桜が咲き始めました。
当別はまだ満開ではないですが、札幌は満開ですね。
本州の方は「今頃?」と驚かれると思いますが、北海道はやっと桜前線がやってきました。
HP、今は便利な解析ツールがあって、どこにお住まいの方が見てくれているってところまで
解るんですね。とても嬉しいことに、『旅する木』のHPを本州の方々も見てくれています。
本州にお住まいの方は「今頃桜の話しされたって…」って思うかも知れませんが、北海道は
今が旬なので、すみません。お付き合い下さい。。皆さんは”桜”というと、どこの桜を思いますか?
古郷を離れた人は、やっぱり古郷の桜ですかね?
意外と東京の桜並木の方が綺麗だったりして。
僕の古郷の長野にも、近場で高遠という名所があって、それは見事な桜並木です。それでも僕が思い出すのは、満開の桜ではなくて、高速道路の脇の山に、たまたまポツンと
立っている、まだ5分咲きくらいの一本の桜の木。もう20年以上昔ですね。
高校の頃。
当時、もちろん携帯電話などあろうはずもなく、僕ら仲間5,6人はアマチュア無線の免許を取って、
毎晩、ある周波数に集まって、受験勉強をしていました。「こちらJH0×××、この問題、意味が解らないんだけど、解る方教えて下さい。どうぞ。」
「こちらJA0×××、それはね、…どうぞ。」
「こちらJE0×××、ところで、B組のK.Sと、E組のT.A、付き合ってるらしいぞ。どうぞ。」
「こちらJR0×××、マジで?どうぞ。」まあ、ご想像通り、そんなんで受験勉強がはかどるはずもなく、そもそも勉強なんてのは
ほんの最初だけで、ほとんどの時間がくだらない話しなわけで。
それでもって、ご想像通り、受験も上手くいくはずもなく、
「こちらJE0×××、◯◯大学不合格でした。どうぞ。」
「こちらJR0×××、JE0×××、残念でしたね。こちも△△大学不合格でした。どうぞ。」てな具合に。
全員、地元の松本予備校へ進学(?)。。
ただ一人、僕だけが奇跡的に新潟大学に合格しました。4月初旬、父の車に一人暮らしを始める荷物を積み込んで、すでに予備校へ通い始めている仲間達と
無線で話しながら、両親と新潟へ向かって出発しました。「こちら×××、淋しくなるなぁ。どうぞ。」
「こちら×××、淋しいのはこっちだよ。お前ら、みんな一緒じゃん。どうぞ。」
「こちら×××、彼女できたら教えろよ。どうぞ。」なんて話しながら、父の運転する車は高速に乗って、トンネルに近づく。
「こちら×××、もうすぐトンネル。これが最後かも?どうぞ。」
「こちら×××、頑張れよ〜!元気でな。どうぞ。」
「こちら×××、みんなも元気でな。遊び来いよ。」言い終わらないうちにトンネルに入りました。
涙が出そうになったけど、両親がいるので一生懸命こらえたのを覚えています。”トンネルを抜けると、雪国だった。”
違います…。トンネルを抜けて、つながるはずはないんだけど、
「こちら×××、聞こえますか?どうぞ。」
「…」
「こちら×××、どうぞ。」
涙を気付かれないように窓の外を見ていると、春、淡緑の山の中に一本だけ場違いに
ピンクに色づく桜の木。
心の中で言ったのを覚えています。「こちら×××、桜が咲いています。… どうぞ。」
**************************************いよいよ今日から今シーズンのカフェがオープンしま〜す。
妻は一所懸命ケーキを焼いています。
良い香りが漂っています。
そして、リニューアルした家具もバッチリ決まっています。
是非、楽しみにお越し下さいね。お待ちしてま〜す。
ところで、トップページにリンクを貼っていますが、旅する木の小冊子が発刊しました。
その名も『たびくら』。初刊です!
”旅する木の暮らし”、”旅する木と暮らし”、”旅する木らしい暮らし”、”旅する木のある
暮らし”などなどを称して『たびくら』と名付けました。旅する木と僕ら家族の暮らしが満載。
もとい、初刊で満載しちゃうと後々、書く事がなくなっちゃうので、ほどほど出し惜しみ。
年2回のペースで長〜く出していけたらなぁ。と思っています。内容?
いたって真面目な内容です。そして文字ばっかりです。
最初は…。。そうなんです。僕は、チラシや広告物など、スペースがあったら何か情報を。
と、いつもビッシリいっぱいいっぱいになっちゃう。
今回も最初のものは文字ばっかりビッシリで、妻から「もう見ただけで読む気なくす!」っと
一発ダメだし。
泣く泣く文章を削り、妻のアイデアを盛り込みました。
残念な事に(笑)、ほんの一時(家具の修行時代)、webデザイナーになりたいと思った事もある
僕より、妻の方がこういうの、センスがあったりするもので…。。僕は生き方でも”間”とういか、”スペース”があるとダメなんです。
数年前、一年間無我夢中で働いたからお正月くらいゆっくりしようと、ちょっと長期で休みにして、
ぼんやりしていたんです。
そしたら、3日目くらいから罪悪感にかられ、だんだんイライラしたり、喪失感に襲われたりして、
結局「仕事しよ!」ということに。仕事でも、同じ作業が続くと逆に集中力が欠けて、違う作業をしたくなる。
なのでいつも、旅する木は、複数の作品を同時進行させて、これ作ってたかと思うと、
次にこっちを作って、あれ作って。
この方がいつも新鮮で、集中力が保てて、精度や、質が上がるんですね。
そう、一夫多妻制賛成派なんです(笑)。話しが随分反れてきましたね。いつもの事ですが。。
今の”旅する木”だけでなく、今までの”旅する木”も解る『たびくら』、是非読んでみて下さい。
きっと楽しめると思いま〜す。『たびくら』入手方法は → こちら
そして、今日から始まる、旅する木のカフェ、『cafe工房そよ風とつむじ風』もよろしくお願いしま〜す。
多分、今日は家具職人をやったり、カフェのマスターをやったり、家具の営業マンをやったり、
一人多職性な一日になりそう!
**************************************今、様々な分野で資源の枯渇が騒がれていますが、僕が毎日接している木材も例外ではありません。
僕が家具に使う材料は主に、ナラ、サクラ、チェリー、ウォールナット、メープル、ブナなどの
堅くて丈夫な広葉樹ばかり。
僕が木工の世界に飛び込んで15年。
これらの木材は年々質が悪くなって来て、そして値段は高くなる一方。
ここ近年、特に良質なナラ、サクラ、ウォールナットは手に入りにくくなって困っています。それでもいつも頼んでいる木材屋さんは、旅する木には、選んで中でも上質なものを届けてくれます。
その木材で椅子を製作しようとすると、椅子はそれぞれのパーツが小さかったり、細いので、
大きな板を細かくカットしていく作業から始まります。
せっかく太く、大きくなった木を、細かくカットしていくのが忍びなくて、木取り(きどり)作業
の時、いつも悩むんです。「う〜ん、これはテーブルの天板用に残しておこう。」っと思って、何度も材料置き場に行っては
木材をひっくり返したり、奥から引っぱり出したり、以前カットした残りの木材を探したり。
結構、いや、かなり作業としては無駄な時間を費やします。例えば、3メートルの木材があった時、長さ2メートルのテーブルを作って、残りの1メートルを
椅子のパーツに使えば、無駄が無く、僕も罪悪感にかられずに済みます。
なので、椅子の木取りをする時、時には数ヶ月先に製作することになっているテーブル用に
その木材をカットして取っておいて、カットした残りで椅子を作るなんてこともしばしば。でも、そんな数ヶ月先までの木材を準備しているわけではないですし、もともと図面から必要な
木材の量を算出して、その分を注文しているので、そんなことをしていたら、もちろん木材が
足りなくなるんです。
そして結局新たに木材を注文する。なんてことも。
これじゃあ利益なんてでるはずもない…。。先日、「こんな苦労をしてるんだよなぁ。」と、このことを妻に話したら、
「そういうものなの?もし私が木だったら、オシャレにしてくれるんだったら
細かくカットしてくれても構わないけど。」っと。「!!」
これは今まで僕に無かった考え方。
なんだか一気に視界が開けたと言うか、悩みが吹っ切れたと言うか…。
なるほどね。オシャレにしてくれるんだったらね。ところで、オシャレかどうかって、誰が決めるの?
僕がオシャレだと思って作っている家具が、もしかしたら、その木が変わったセンスを持っていて、
「Oh my God! You are crazy! 」(北米産ウォールナットを想定)なんて思われいたら…。。
道産の木材だったら、「そりゃないっしょ!」
関西地方の木材だったら、「あきまへんがな〜!」
木材が高倉健だったら、「…不器用ですが…」結局、今日もなかなかカット出来ずに、機械の前で悩んでいます。
**************************************先日、すご〜く嬉しいメールを頂きました。
その方の許可も得ていませんが、勝手にその内容を載せちゃいます!!++++++++++++++++++++++++
”木のおもちゃ”と検索していると
旅する木に出会いました。
言葉一つ一つが本当に素敵で、
文章がおもしろい!!
感激し、おもわずメールをしてしまいました!これからも楽しい通信、素敵な言葉を
伝えていってください!!
一気に虜に!!作品もみてみたいです!
++++++++++++++++++++++++
っと。
おいおい、僕は家具職人ですぞ!
文章を褒められて、最後についでのように、「作品もみてみたいです」って…。。でも、めちゃくちゃ嬉しい!
もしかしたら家具を褒められるより嬉しかったりして。上段のつむじ風通の紹介のところに書いているように、僕はシナリオライターになりたかった。
大学生の頃、理系を専攻しておきながら、ほとんど授業に興味が無く、アルバイトと、サッカー、
そして、暇さえあればカヤックをかついで北海道の川を旅しながら、文章を書いていました。
文章を書いては、当時、作品募集していた新聞社のコンペなんかに出展。
箸にも棒にも全く引っかからなかった。。まあ、恋愛経験の乏しい僕が、北海道の川をキャンプ道具をカヤックに積んで、一人で下りながら、
恋愛モノなんかを書いているもんだから、まあ面白いはずが無い。
まずもって、選択ミスですね。肝心要のテーマが間違ってる。
まさに妄想と願望の羅列のようなものですからね。過去の僕 「オイオイ、言い過ぎだろ!」
今の僕 「うるせえ、人生の先輩の言う事を聞け!」
過去の僕 「これでも一生懸命やってるんだし。」
今の僕 「一生懸命ならいいってもんじゃない。今の俺の文章の方がよっぽど面白い。」
過去の僕 「それも過去の経験の積み重ねがあるからじゃないの!」っとまあ、こんなもんなもんですよ。これじゃあ、箸か棒に引っかかるわけが無い。
それでも好きなんです。文章を書くのは。”つむ通”を書いてる時は、楽しい。
ひょっとして、家具を作っている時より楽しかったりして。(こんなこと書いちゃってまずいかな?)
そして暇な時は、昔の『つむじ風通信』の読み返し。
これが面白いの。
しかも、どれもほぼ暗記しているくらい何回も読んでいるのに、新鮮な面白さを味わいたくて、
過去に読んだことがないように自分に暗示をかけて読むの。(なんでオカマ言葉?)
オチとかも知ってるのに、知らないフリをして。
まあ、『水戸黄門』を楽しむ感じに似ているかな?
「全国何十万人の娯楽番組と、たかが作者一人の暇つぶしを同じ土俵で語るな!」
っと怒られちゃいますね。今の僕 「オイオイ、言い過ぎだろ!」
水戸黄門 「ヤカマシイ、人生の先輩の言う事を聞くもんじゃぞ!」
今の僕 「これでも一生懸命やってるんですよ。」
水戸黄門 「一生懸命ならいいってもんじゃないですぞ。『水戸黄門』の方がよっぽど面白い。」
今の僕 「それも同じパターンの積み重ねがあるからじゃないの!」
水戸黄門 「助さん、角さん、やってしまいなさい!」
…今回も 箸にも棒にも引っかかりませんね…。。**************************************
先日、工房にとっても不思議な力を持った方(Dさん)が来てくれました。
不思議な力、そう、普通の人には見えない世界が見える方。
あらかじめ、そのような能力のある方だと知っていたので、一通り工房を案内した後、
一番最初に恐る恐る尋ねました。「どうですか?この学校にオバケはいますか?」
もっと聞くべきこと、あるでしょ!
オバケというか、”霊”はどこにでもいるそうで、当然東裏小学校にもいるのですが、
変な霊は全くいないそうです。みんな良い霊だそうで、思わず
「良かったぁ〜」と言ってしまいました。確かに、ここは夜一人で廊下を歩いていても
全く平気。気持ちよかったりします。
ちなみに僕はその手のものにめっぽう弱いのですが…。。そんなDさんが、僕から何も言っていないのに、ふと、
「この学校に大きな木、ありませんでしたか?」っと。
すぐにピンッと来ました。
「ありました。学校の記念樹のハルニレの木。4年前に切り倒しました。」
「切ったんですか?」
「でも、このカフェのカウンターをその木で作ったんです。」と言って、その時の様子を話しました。
そう、僕がこの学校を工房にする時に、そのハルニレはすでに半分空洞化していて、
切り倒す事になっていました。
当日、業者さんがチェーンソーで切り倒す作業をしている時、僕は仕事をしていたのですが、
何かとっても気になって、仕事を途中で止めて、切り倒される瞬間に立ち会おう。
と思ったんです。
職人さんが、切り込みを入れて、もう倒せるだろうと判断して、ワイヤーをかけてトラックで
引っぱっても、ハルニレは倒れようとしません。
僕は心の中でハルニレを応援しながら、思ったんです。
”この木をそのまま処分させてしまってよいのだろうか?”やがて倒されたハルニレの木口(こぐち)に顔を近づけると、さっき吸ったであろう水が
ポタポタ滴り、ニレ独特の香りがツーンとしました。ああ、生きたかったよね。
「このハルニレで家具を作ろう!」と決めました。
半分腐りかけていたから切り倒したので、製材しても使えない可能性の方が高いし、
製材、乾燥させるのに、何十万円もかかるのですが、ドブに捨ててもいいからやってみよう。
と思ったんです。
乾燥に1年くらいかかったので、ハルニレのことをすっかり忘れていました。
そのころ、カフェをオープンするために、いろんな家具を作っていて、最後、窓際のカウンターを
どうしよう?っと考えている時に、ちょうど製材会社さんから電話が来て、
「ハルニレ、乾燥から上がりましたよ。」って。持ってきてもらったら、想像以上に良く、家具として十分使える状態で、即決で
「カフェのカウンターはこれにしよう!」と決めました。
なるべく自然のまま活かそうと、耳付きのままカウンターに加工したのですが、
カフェの他の家具は、デザインされたものばかりなので、分厚いハルニレの耳付きの
カウンターが浮くんじゃないかと心配だったのですが、取り付けて見ると、全く違和感無く、
この空間に溶け込みました。カフェに来て、ハルニレのカウンターに座ったお客さんは、間違いなく、そのハルニレに
スリスリします
このハルニレのカウンターの席、なぜかカップルに人気があります。
実は、それにはちゃ〜んと理由があったんです。説明は後ほど…。(チャンネルを変えさせない
TV番組みたい。)そんな経緯があって、学校の記念樹のハルニレは、カフェのカウンターとして新しい命を
生きています。
そしたら冒頭のDさん、
「この木がここにあるから、この学校は守られているし、ここでの須田さんの仕事が上手く
いっているんですよ。もし処分されていたら、学校と一緒に、旅する木も朽ち果てていきましたよ。」
っと。鳥肌が立ちました。ビックリしたというより、恐かった。
だって、そんな事とは知らないし、正直言って、何十万円もかけて使えなかったらどうしよう?って
ギリギリまで迷っていたし、残すか、処分するかの判断は、本当に紙一重の違いだったわけで。
そんな紙一重の判断の裏に、そんなに重要な意味が込められていたなんて…。。やっぱり木にはそれほどの魂が宿っているんですね。
木は生き物だし、僕ら人間の命より遥かに長い時間をその地で生きてきたわけで、その地への想い、
魂の力があるのは、当たり前のことなのかも知れません。人間が感じられなくなってしまっただけで。
改めて木工という木に携わる仕事の責任感と、仕事に対する姿勢を問われた気がしました。本当はその地でもっと生きたかったに違いない木が、僕ら人間の勝手な都合により切られ、
巡り巡って僕の所にやって来たのだから、せめて「この家具になるんだったら、仕方ない、
許してやるか。」っと思ってもらえるものを、そして、それを喜んで使ってくれる人の元へ
旅立たせてあげるることが、僕に出来る償いなんだろう。そうそう、Dさんがこのハルニレの木について、もう一つ伝えてくれたこと。
「この木は子供が大好き。毎日子供達を見守ってきたんだから。このカウンターに座ったカップルや
夫婦は、子宝に恵まれますよ。」っと。
++++++++++
4年前、ハルニレの木が倒された日に書いたつむじ風通信も、是非読んでみて下さい。→ こちら
**************************************
あっという間に4月ですね。もう一年の1/4が終わったかと思うと、焦っちゃいますね。
なんで焦っちゃうって?
”たびもっくんが今日も行く”を見てくれている方は知っているかと思いますが、
旅する木の3月の売り上げは…。。
「0円」
そうなんです。厳しい世の中です。
という訳ではないんですが、僕はあまのじゃくなところがあって、
「今月は稼がない!」と決めたら、一円も稼ぎたくない。
ご注文いただいていて、待って下さっているお客様、ごめんなさい。じゃあ、「3月は遊んでたのか!」って?
そ、そうじゃないんです。
もうすぐ今シーズンのオープンをするカフェのキャビネットと、
【Wood start chair】の試作に没頭。
楽しい一ヶ月でした。僕はお金を稼ぐために仕事をしているわけじゃないんです。
じゃあ、お金は要らないのか?という訳ではないんですが、お金はあくまで結果で、
一人でも多くの人を喜ばせたい。ビックリさせたい!と思って仕事をしています。
なので、お客さんの家具なのか、カフェの家具なのか、という違いなだけで、思いは一緒。
カフェに入ってきたお客さんが、「ワ〜!すごい!」そして、「面白〜い!」と驚いてくれる姿を
想像して、ワクワクしながら製作していました。その他のカフェの家具や、ショールームの家具たちを、ふっと第三者的な感覚で眺めると、
「よく一人でこんなにいっぱい作ったなぁ。」と我ながら感心してしまう時があります。
思い付いたらとりあえずやってみないと気が済まないんですね。
採算とか、コストとか、原価計算とか、事業計画とか、まったく関係無し!
判断基準は、「それをやることが自分にとって楽しいかどうか。」ほとんどそれのみ。ですね。
だから、「あ〜、楽しかった!」でもう「元は取った。」
そしてお客様が「ワ〜!すごい!」、「面白〜い!」と喜んでくれたら満足度が加算。
さらに、そのことで家具のご注文を頂けたら、「最高!」って感じ。そんなこんなで、カフェに毎年来て下さる常連さんや、前にも来て下さったお客さんが、
今年も来てくれた時、「おっ!こんなのあったけ?」とか、「スゴい!」と言って喜んでくれる
姿を見たくて、3月はカフェの家具と、昨年から計画していた【Wood Start Chair】プランをやる。
「今月の売り上げは”0”で行く!」と目標(?)を立てたんです。
お陰で見事に売り上げ目標達成!(普段は売り上げ目標なんて立てたこと無いのですが…)。
満足な一ヶ月でした。一昨年は、初めてオープンするカフェのキッチンや、家具、昨年は、化学物質を使わない家具作り、
『心と体と木と暮らし』の試作と家具製作、などなど、毎年こんな風にお金と時間を使って
自分のやりたいことをさせてもらえることを、とても嬉しく思います。そんなことを考えていると、次から次へとやりたいことが出てくる。
今年は自宅を計画しているので、その内装や、家具、建具、玄関ドアーや、木製サッシなんかも
ぜ〜んぶ作ろうと思っていたり、まだ公表できないのですが、一年かけて(もっとかかってしまうかも)あるものの試作をし始めていたりと、お金はかかるけど、お金にならないことばかり
めじろ押しな一年になりそうです。
とにかく今はお金より時間が欲しい!
だから、もう一年の1/4が終わってしまったかと思うと、焦っちゃうんです。お金がかかるけど、お金にならなくて、でもとっても楽しいこと、もう一つ。
ずっと、それこそ3、4年前から考えていたことなのですが、やっと形になりそうです。
旅する木の小冊子。
”旅する木の暮らし”、”旅する木らしい暮らし”、”旅する木のある暮らし”を紹介する小冊子。
名付けて、『たびくら』。
アイデアを考えたり、ちょこちょこと原稿を書いたり、写真を撮ったりして暖めてきたものの
編集作業を進めていて、やっと完成形が見えてきました。
めちゃくちゃいい!楽しい!面白い!欲しい!もう、はやく見てもらいたい!お金?
結構かかってます!でも、もう完全に元取ってる。だってめちゃくちゃ楽しいもん。お金ばっかりかけて、楽しい?
「楽しい!」元取った?
「取った!」満足?
「満足!」じゃあ、今月お小遣い無しね。
「無しでいっ!…え!?」
**************************************
いや〜、やっちゃいました。
春になって、道路の雪が融けて、はしゃいで走り回ったら、こけちゃいました。
こけた所にウ◯コが…。膝にベッタリ。参りました…。。なんちゃって。ウソです。
写真は娘の膝。
先日部活(バスケ)の練習中に膝の靭帯を切ってしまったんです。
痛そう。今は松葉杖での生活。我が家では病気や怪我でも、なるべく病院に行かず、自然療法で対処するようにしています。
熱が出たときは”豆腐パスタ”、炎症の時は”さと芋シップ”などなど。
この前、息子がインフルエンザになって高熱が出た時は、キャベツの葉っぱを帽子みたいに
かぶっていました。
本人は辛そうなのですが、面白い姿。お陰で熱は一日で下がりました。ということで、上の写真は、炎症を起こしている膝に、”さと芋シップ”を付けているところ。
”さと芋シップ”、効果大。
寝る前に付けて寝るのですが、次の朝ガーゼを取ってみると、炎症熱を吸い取って
カピカピに乾き切った”さと芋シップ”。
体温で乾くと思いきや、炎症が納まってくると、カピカピにならないんです。
不思議ですね〜。昔の人の知恵ってすごいですね。それから、先日妻と僕が診てもらった、”クルクルの先生”もとい、フーチングの先生に
娘を診てもらいました。
フーチングによるヒーリング治療は、即効性があり、痛みや副作用は全くないという
治療方法で、”気”を使って、人間が本来持っている自然治癒力を引き出すのだそうです。
このヒーリング治療により、娘の膝も大部よくなったようで、「早くバスケやりたい!」
と喜んでいましたが、「バスケットはまだダメ。」と言われていました。鍼灸の先生も、フーチングの先生も、共に「自然治癒力を引き出す。」ということを
盛んに言います。もちろん、自然療法も同じですね。
毎日”木”という本物の自然の素材を相手に仕事をしていると、自然の力とか、特性なんかに
いまだにビックリさせられることがあったりして、最も賢くて、進んだ文明を築いたと
思っている人間も、本当は自然の生き物で、忘れているだけで、そのような能力があるんだと
思います。
科学や医療の進歩と言うけれど、原子力とか、遺伝子操作などを聞くと、歪曲し、間違った方向
へ向かってしまった進歩だと思います。
僕の尊敬する京セラの創業者稲盛和夫氏の言葉で印象的なのは、
「人生(成果)」=「才能」×「努力」×「方向性(考え方)」だと言っています。
能力があって、情熱を傾けていることが、間違った考え方だと、とんでもない結果を生んでしまう
と言うことです。
科学や、医療が進歩すればするほど、本来人間が持っている能力が失われていく気がします。なんだか話しが反れてしまいましたね。それこそ、「方向性」が違います。
自然療法とか、鍼灸とか、ヒーリングなどという不思議なものと接する機会が多くなって、
改めて自然の力、そして自然の一部である人間の持つ力って、すごいなぁ。と気付かされます。
さてさて話しを戻して”さと芋シップ”。
今年の大雪で小屋がすっかり雪の下に埋まってしまって、毎晩部屋の中に入れているノンノ
(北海道犬)が、スキあらば食べようと狙っています。
その姿を見て、5歳の息子は大喜び。「ノンノ、ウ◯コ食べてる〜!」
お食事中の方、申し訳ございません。
でも、炎症を起こしている方、”さと芋シップ”、お勧めです。
詳しくは『家庭でできる自然療法』東城百合子著 をご覧下さい。
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〒061-0213 北海道石狩郡当別町東裏2796-1 旧東裏小学校
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