WOODWORKING EXPERIENCE PROJECT木工体験プロジェクト
家具工房旅する木では、
丸スツールを実際に作りながら木工を学べる「木工体験教室」と、
子どもたちが自分の会社を作り、企画・商品開発・製作・販売までを経験する
「木工職業体験プロジェクト」を開催しております。
01 木工体験教室 ~ 丸スツール作り
木工を学ぶ「木工体験教室」
「そういえば昔あったよね。」と言いたくなる、懐かしい、でも探すとなかなかないスツール。
付け足すところも、引くところもない、完成した形。愛くるしいスツールです。
スツールとして使ってもよし、お気に入りの植物を置いてもまた雰囲気が出ます。
妻は家事の合間にちょこっと座れてとっても便利♪
と言って我が家では、「座ってよし、飾ってよし、使い勝手よし」の大活躍のスツールです。
是非一緒に、可愛い『まるスツール』を作りましょう!
日程
通年(お互いの都合のよい日程を打ち合わせ)
時間
AM 10:00~12:00
場所
家具工房旅する木 : 〒062-0213 北海道石狩郡当別町東裏2796-1 旧東裏小学校
製作物
丸スツール(※ 機械加工はこちらでいたしますので、安心してご参加下さい。)
樹種
その時々により異なります。
参加費
一脚製作 20000円
参加申し込み
3日前までに要予約 お電話・FAX、もしくはお問合せフォームよりご連絡下さい。
服装
ボンドや、オイルを扱うので、付着しても良い格好
持ち物
製作したモノを入れる袋など
注意事項
申し込み時、お名前・住所・電話番号・人数・交通手段を教えて下さい。
何かご不明の点がございましたら、お気軽にお尋ね下さい。
FLOW製作の流れ
親子が参加してくれました~♪
ツルツルになるまで磨いてよ~。
「疲れたから、後はパパやって。」
「おう、任せとけ!」
組み立ては親子の共同作業。「楽しいね~。」
世界一安全な旅する木のオイル。
手に着いたって、口に入ったって平気だよ。
素敵な『まるスツール』完成♪
とっても喜んでくれたよ。「楽しかった!!!」って。
02 子どもたちの木工職業体験プロジェクト
木工を通じて社会の流れを勉強しよう
子どもたちが、自分の会社を作り、企画、商品開発、製作、販売を経験します。
全6日間のスペシャルな経験を通じて、旅する木が考える「社会でとっても大切なことを一緒に体験し、考えましょう。
以下、【子どもたちの 木工職業体験プロジェクト】の概要です。
ぜひ、じっくりとご覧下さい。このプロジェクトは、毎年開催していきたいと思っております。
家具工房旅する木 代表 須田 修司より
週末、家でグタグタしているお父さん、本当は会社ではバリバリ働いているのに、子供には伝わって
いなかったり、「お小遣いちょうだい!」って言われて渡す数千円を稼ぐのに、どれくらい大変なのだろうか、
自分の時間と気持ちの大部分を費やしている”仕事している時間とその時の気持ち”の意味など、子供たちは
理解することなく成長し、そしていつの間にか自分も社会に放り出され、それからそのことを考えさせられる。
ということがあるんじゃないかと思います。
子供の頃、自分で考えて、働いて、その仕事を喜んでもらって、お金をもらう。
こんなことを実際に体験する機会をもった子供の将来に、僕は何かを期待してしまいます。
”お金を稼ぐ”ことの大変さと、それをしてくれているお父さん、お母さんへの感謝、自分のした仕事を人が喜ん
でくれる嬉しさ、そしてその結果頂くお金のありがたさ。
そんなことを、この【子どもたちの木工職業体験プロジェクト】で感じてもらえたらいいなぁ…と思い企画しました。
僕は”木”を通してしか、このことを伝えることが出来ません。
その木を通して、1次産業から3次産業までを経験してもらい、その子供の将来の職業の選択の際に、心のどこかに、
”あの時の経験”として残っていて参考になってくれれば嬉しいです。
CONCEPTコンセプト
1次産業から3次産業までの流れを、木工という一つのジャンルを通して体験することにより、社会の流れを解りやすく知る。
会社のシステムを作り、体験することにより、リアルに社会の流れを知る。
社会の中で両親がどのような役割を持った仕事をしていて、どのような苦労をしてお金を稼いでくれているかを知る。
実際に自分たちが開発、製作した作品を、自分たちで販売して、それを欲しいと思ってくれるお客様に提供することにより、その苦労と、それに余りある喜びを知る。
なんの為に働くのか?を根本から考える。“働く”とは、お金を稼ぐことが目的なのだろうか?
WOODWORKING EXPERIENCE PROJECT子供たちの木工体験プロジェクトとは?
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会社の組織を作る
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森林体験から商品の企画から販売まで、自分たちで考えて、自分たちで決めて、自分たちで行動する
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利益を出して、お給料をもらう
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働く意味を考える
FLOWプログラムの流れ
1日目
会社を作る
「4~5人のグループで、一つの会社を作る」
社長、営業部長、企画部長、工場長などを決める。
1日目
森林体験
「道民の森探索」
自分たちの回りの環境の中での、森や木の役割を知る。
1日目
製材工場見学
森から切り出された木が、家具として使えるように、製材、乾燥される過程を見学。
2日目
企画・設計
「家具屋さんにやって来た木で、何を作って、売るかを検討・設計」
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・製作、販売する商品のコンセプト、デザインを決め、原価、製作工程、販売方法など、様々なことを、自分達の社内で考え、決定する。
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・原価計算、売上げ予想などを考えながら、利益を予想。
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・自分たちの給料も決める。(もちろん、「給料先にありき」で考えても良し)
3~5日目
製作
「自分たちで企画、デザインしたものを、自分たちで実際に製作」
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・可能な限り自分たちで頑張って製作する。
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・危険な機械加工は、旅する木のスタッフが行う。
「完成させる」
完成したら、みんなでお祝い。旅する木好例の『お餅つき大会』。
6日目
販売
「自分たちが作ったものを自分達で実際に販売」
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・札幌駅地下歩行空間にて自分達で販売。
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・はたして売れるのか?売れないのか?売れなかった時、値引きなどをするのか?
など、自分の会社として方針を決定。
6日目
給料受給・反省会
「利益が出たら、給料をもらう」
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・売上げからそれまでにかかった経費を差し引いて、利益を確定。
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・その利益を会社として社員に分配。
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・はたして、最初に設定した給料がもらえるのか?半分になるのか?はたまた赤字か?
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・これらの経験を振り返って、仕事をしてくれている両親のこと、そして、”働く”ことの意味を考える。
※ 参加要項についきましては、毎年開催時期近くになりましたら、トップページの「新着情報」にてお知らせいたします。
STATE開催の様子
『家具工房 笑う木』、めでたく黒字決算♪
自分で稼いだ仕事で、始めてのお給料を頂いて喜ぶ子供たち。
初日は林業体験。大きな什器で木を切っている現場の見学のはずが、前日の雨で林道が通れなくなって、急遽、道民の森散策に変更。
突然の変更に慌てる大人とは関係なく、子供はこんな ものがあったら、初対面でもすぐに仲良し。
こんな風に触れ合って、この人はどんな人か、解ってくる。
工房に戻ると、会社を作ろう~。役職を決めよう!
「社長やりたい人~。」子供たちが作った会社の名前は『家具工房笑う木』みんな笑って仕事をしようね。
次の日は『家具工房笑う木』の商品を決めます。
100個のアイデア出し。それから売れそうなものの絞り込み。子供たち、積極的。
作るものが決まったらいよいよ製作。怪我をしないように、しっかり言いつけを守って。
工場長の活躍の場。
もちろん、大人が全面的にサポートするけど基本は子供たちが作る。機械も使って加工します。
木工製品作るのって、結構大変。でも楽しそうに、真剣にやってます。
カンナも使ったりして、職人の風格。ちなみに彼が『家具工房笑う木』の社長です。
機械に届かないので、踏み台に乗って。
作ったもので遊び始める一幕も。
これはこれで楽しそう。
休憩時間になったら、すかさず遊びに夢中。
競争だ~!
でも、作業に戻ると、真剣に。
また板はカンナで仕上げる。うまくカンナ、
かけられるかな?
作品作りは3日間。何とか作り終わると商品を前に、
価格設定。これももちろん、子供たちが自分たちで決める。営業部長、頑張って。
販売するブースには看板が必要。とういことで、看板作り。
みんなで協力した証の手形。
『家具工房笑う木』は4名の力が合わさった素敵な会社。
3日間の製作が終わって、工房に礼。職人は礼に始まり、礼に終わる。大事なこと。
作ったものに紹介です。
まな板。一生懸命カンナかけたね~。
箸と箸置き。お箸はアイデアで3種類。
箸置きは随分オシャレだね~。
冷蔵庫に貼るマグネット。女の子らしいアイデアだ。
今回の大物作品、スツール。脚を丸く削るの、大変だったよね~。
いよいよ最終日の6日目。
地下歩行空間にブースを。看板を下げて、商品をレイアウト。
いいんでない?目立つよ。
さあ、販売開始。そんな待ち構えてたら、お客さん、来てくれないよ~。
お!初めてのお客さん。一生懸命説明しているよ。
頑張れ~。
子供たち、一生懸命説明して、売ってます。
チカホは呼び込み禁止なんだけど、子供たち真剣になり過ぎて、叫んじゃってる。
そのかいあって、売れてるよ~。
やった~!『家具工房笑う木』完売。
お見事完売した瞬間、「やった~。幸せだ~!!」
と叫ぶ子も。嬉しいよね~。
売上げ結果の発表~。よくがんばりました。
めでたく『家具工房笑う木』黒字決算。
大満足のお給料をもらったよ。
働くことの意味。お金を稼ぐ大変さと、自分が作ったものをお客さんが買ってくれる喜び、いろんなものを感じてくれたかな?