家具作りのこだわり| 札幌のオーダー家具・オーダーキッチンなら家具工房旅する木

COMMITMENT家具作りのこだわり

COMMITMENT家具作りのこだわり

よくお客様から、「本当に作ることが好きなんですね。」と言われます。
確かに作ることは好きなんですが、ちょっと違う様な気がするのです。やっぱり細かくて、面倒な作業はしたくないんです。でも、それ以上に「お客様の喜ぶ顔が見たい。」
「お客様を驚かせたい!」という気持が強いんですね。だから『旅する木』はショップには卸さずに、あくまで”お客様と直接”にこだわり、心を込めて、こだわったモノ作りをしています。多くの人を喜ばせ、驚かせたい。そんな気持で今日も家具を作っています。

COMMITMENT. 01

『旅する木』は無垢材を多く使います。
無垢材は長く使ううちについてしまうキズが“味”となり、“思い出”となるのです。
そんな無垢の天板を、『旅する木』はすべてカンナで仕上げています。
効率的なサンダーでの仕上げが一般的ですが『旅する木』は仕上がりの良さを優先し10倍ほどの手間と労力をかけてカンナ仕上げにこだわっています。
カンナで削っている時の音が心地良いのです。
触れてみて下さい。このしっとりとした触り心地の良さを。

COMMITMENT. 02

私は一級家具手加工技能士です。
カンナ、ノミ、のこぎりを使った手加工には絶対的な自信を持っており、『旅する木』の作品には機械加工だけでは出来ないポイントや、仕口などを織り交ぜて機能と技術と、デザインをバランスよく融合させたものになるように心がけています。
手加工で、ピシッと納まった時の快感がたまらないのです。

COMMITMENT. 03

『旅する木』の家具は着色をしません。 “木”そのものの色合いを大事にしていすのです表面に着色した家具は、傷つけてしまったら中の色が出てきてしまいますし、何より、やっぱり本物の色とは深みや 表情が全く違います。
材料は高価ですし、ごまかしも出来ないですがあくまで本物にこだわり長く愛着を持って使ってもらいたい。という思いと願いが込められているのです。

カンナの刃が砥石に吸い付いて、
手を離しても立っている奇跡的な現象

旅する木では、無垢の天板は一枚一枚全て、手カンナで仕上げています。
カンナはものすご~くデリケートな手工具で、その日、その時の天候や、湿度、削る樹種など様々な要因によって、削り具合や、調子の良し悪しが変わるのです。一人前にカンナが使えるようになるには、10年以上の鍛錬した修行が必要だと言われます。
一枚の天板を仕上げる時、何回もカンナの刃を研ぐことになります。研ぎの技術はものすごく難しく、やはり、10年以上の修行が必要だと言われます。昔、尊敬する先輩家具職人が言ってました。
「究極的に研ぎが上手くいった時、手を離してもカンナの刃が、砥石に吸い付いて立つんだよ。」っと。そんなバカな?
とにわかに信じられませんでしたが、最近になって、ようやく納得いく”研ぎ”が出来るようになりました。
そして、カンナの刃が立つ瞬間を撮影しました。その奇跡の瞬間をじっくりとご覧下さいませ。

MOVIE動画紹介

種も仕掛けもありません。
”研ぎ”の技術が究極的に上手くいった時に起こる、奇跡。

THE DIFFERENCE旅する木の家具作りと、他の家具屋さんとの違い

旅する木の家具作りの特徴はいくつかあります。
その中で、決定的に他の家具屋さんとの違うところは?と問われたら、テーブルや、
キッチンなど、無垢の天板は全て手カンナで仕上げています。
今どき全国のほとんどの家具屋さん、家具工房が、サンドペーパーでの仕上げをしています。
サンドペーパーはキズを細かくしていく作業。
カンナは、表面を削って、キズを無くしていく技術。全く別の技術なのです。

サンドペーパー仕上げが主流な理由

サンドペーパー仕上げは、技術が要らないのです。
経験を積んでいない作業員でも、ちょっと説明すればそれなりに仕上げられます。
さらに、今はワイドベルトサンダーという大きなサンドペーパーの機械があって、その機械を通せば、5分もしないで仕上がった天板が上がってきます。
技術がいらない、手間がかからないもの作りが主流になっているのです。

旅する木が何10倍もの手間をかけて、
手カンナで仕上げている理由

最初に説明したように、カンナで仕上げた天板には、表面にキズが無いので、先ず、触ったときの肌触わりが、サンドペーパー仕上げとは、全く違うのです。
もう、「これ以上無い!!」ってくらいツルツルで、鏡のようにピカピカなんです。
そして、何といっても、水に強くなるのです。表面にキズが無いので、塗装をしない状態でも水が染み込んでいくことがないのです。
まな板を作る時、まさかサンドペーパーで仕上げるとこはあり得ません。水が染み込んで、一回洗ったら、キズに水が染み込み全部毛羽立ってしまって、もうまな板としては使えません。 我が家のまな板はもちろん、僕がカンナで仕上げたなま板を使っています。何年も経っていますが、いまだに水が染み込むことなく、ツルツルの状態で重宝して使っています。 というわけで、カンナ仕上げとサンドペーパー仕上げでは、数年後、十数年後、数十年後の姿が全く違うのです。元々の素地の状態が違うのですから。
表面の塗装の状態に左右されず、ずっと、ツルツルの状態を保ちます。 旅する木は、旅する木の家具をとにかく長く使ってもらいたい。その為には、手間を惜しまず、技術の習得に研鑽し、家具作りをしています。

PLANE鉋(カンナ)について

鉋(カンナ)、そして刃物について語ったら、1時間は語れます。きっと、日本人に生まれて良かったなぁ。と感じると思います。
それほど、日本の鉋、そして刃物の文化は素晴らしいのです。ここでは省略して、鉋を使いこなせるようになるには、失敗に失敗を重ね、どうして上手く削れないのか?を考え、気が付いたことを修正してみて、試し削りをして、また上手くいかなくて、また考えて…。を何年間も繰り返し、少しずつその技術を自分のものにしていく作業なのです。鉋で木の逆目(さかめ)を止めて綺麗に削るためには、鉋に関する全ての要素が上手くいかなければ削ることが出来ないのです。

上手く鉋を使いこなすための条件

  • 刃がきちんと研げること。言葉では一言ですが、10年の鍛錬した修行を要すると言われます。

  • 刃のしのぎ面が丸くならないこと。これが本当に難しいのです。

  • 台は真っ平らではなく、必要な箇所に必要な量(髪の毛一本分とか)の凹凸が必要。

  • 台と刃物の設置面積が出来るだけ広くなるように、刃物の凹凸に合わせて台を削る。

  • 台と刃物の仕込みが絶妙なバランスにあること。

  • 裏刃の刃先の殺し具合が絶妙であること。

  • 削る木材と、その箇所によって、刃の出し具合を見極めること。

  • 本刃に対する、裏刃の締め具合(髪の毛一本もないくらい分。)が絶妙であること。

  • 削る木材に応じた鉋をかける角度、スピードが絶妙であること。

これらの条件の1個でも欠けたら、全く上手く削れないのです。本当に1個でも欠けてもダメなのです。
全てが絶妙でなくては。それなので、こんな難しくて、手間のかかることはせず、簡単なサンドペーパー仕上げが主流になってしまっているんですね。
今では家具屋さんも、大工さんも鉋を使わなくなったので、良い刃物を打てる鍛冶屋さんも激減して、良い鉋を手に入れることすら、難しくなってきています。僕は、僕が一生家具職人をしていくのに必要な 鉋は、すでに買ってあります。この無くなりつつある素晴らしき文化に、旅する木はこだわり、スタッフにもその技術の習得を心がけています。
なんて、かっこいいこと言ってますが、単純に、鉋が好きなんですね。そして鉋で仕上げたツルツルの天板の触り心地が好きなんです。いつまでも撫でていたい。
本当はだたそれだけなんです。なので、気分が乗らなくて、刃が上手く研げない時、鉋の調子が悪い時、家具作りが上手くいかない時よりも気持ちが凹んでしまいます…。

OIL家具の塗装について

家具工房旅する木では、塗装にもとても気を使っています。
家具全般には、地元北海道当別町産の亜麻仁油ベースとした100パーセント天然素材の
「世界一安全なオイル」を使用したオイルフィニッシュを、
主にキッチンには、独自に開発した「旅する木オリジナル塗装」を施しています。

01 家具全般には、旅する木の「世界一安全なオイル」を使ったオイルフィニッシュ

家具全般には、「世界一安全なオイル」を使用してオイルフィニッシュを施しています。
通常のオイルフィニッシュとどこが違うのか、説明いたしますね。

市販のオイルだと…

かつての旅する木では、ドイツなど海外から輸入したものや、国産の信頼出来そうなメーカーの、安全だと言われている様々な自然系オイルを使ってきました。 そのほとんどが亜麻の種から抽出したものです。亜麻仁油は家具塗装にはすごく適した油です。
しかし、亜麻仁油は乾燥が遅い油なので、塗装したオイルが乾燥するまでに一ヶ月以上もかかります。
量産工場では、完成した家具はすぐに出荷しなければ、その家具を置いておくスペースが必要になります。
そこで、すぐに乾燥させて出荷できるように、油に乾燥促進剤が入っているのです。
その乾燥促進剤が厄介もので、乾燥する際に有害物質が出るのです。乾燥後はごくわずかしか出ないので、「安全」「優しい」と唱われているのです。
このことを、オイルを販売しているメーカーは公表していません。当たり前ですよね。
公表したら売れなくなっちゃいますから…。私が今まで使って来たオイル(「安心」「安全」と唱われている)も含め、市販されているほぼ全てのオイルに乾燥促進剤が含まれています。
実はこのことを、僕も勉強するまで知りませんでした。

旅する木の「世界一安全なオイル」について

実は、『家具工房旅する木』のある当別町東裏は、日本一の亜麻の産地なのです。
国産の亜麻のほとんどを、この東裏で栽培しています。6月下旬~7月初旬には、それはそれは可憐で美しい亜麻の花を咲かせます。そのすべてが、サプリメント用として、種をしぼって油を取るのです。
せっかくこの日本一の亜麻の産地で家具を作っているのですから、その家具の塗装には地元で生産された亜麻の油を使いたい。と考えました。そしてさらに、亜麻仁油よりも波動が高い、麻のオイル『ヘンプオイル』との出会いもあり、『亜麻仁油』と『ヘンプオイル』を組み合わせたものを開発しました。

もちろん、乾燥促進剤など不純物は一切入れないので、乾きは遅いです。
ただ、旅する木は、量産工場ではないですし、幸い工房は旧小学校なので、空いている部屋はあります。
乾燥促進剤など加えることなく、100パーセント天然素材のオイルを使用し、数日乾かなければ数日待てば良いじゃないか。と考えました。
実験的に自分で使う家具にこのオイルで塗装したところ、びっくりするくらい味わいのある家具に仕上がりました。今まで使ってきた、市販のどのオイルより素晴らしい仕上がりに、感動してしまいました。
亜麻+麻100パーセント、添加物無しのオイルです。黄金色のそのオイルは、世界一安全なオイルです。

02 主にキッチンには、独自開発の「旅する木オリジナル塗装」

旅する木の「木のキッチン」ってステキ!でも、水回りが木で大丈夫なの…?というご質問をよくお受けします。
旅する木の木製キッチンは、『固くて丈夫な広葉樹+手カンナ仕上げ+旅する木オリジナル塗装』で
しっかりと作っていきますので、ご心配無用です。順番にご説明しますね。

実は木は水に弱い素材ではありません

旅する木の『木のキッチン』に興味を持ってお問い合わせを頂く、ほとんど全てのお客様が「水回りの天板に木を使って大丈夫なんですか?」と心配されます。
木は水に弱い、腐る、というイメージ、ありますよね。しかし、それは柔らかい針葉樹の話し。

旅する木が家具を作る時に使う、固くて丈夫な広葉樹は、水に弱くはないのです。
もともと木は、水に浸かっている様なものなのです。山に生えている木の含水率はだいたい150パーセント。
木自体の1.5倍もの水分を含んでいるのです。

倒れた木が湖や沼に何百年も沈んだ状態で保存されます。そのような木は、神代(じんだい)と言って、そのような木で家具を製作すると、それはそれは、独特の色合いで素晴らしく、高価な価値になるのです。
木のイメージを変えてください。木は水に弱い素材ではないのです。

旅する木の無垢の天板は「手カンナ」で仕上げています

旅する木の無垢の天板は「手カンナ」で仕上げています

実はサンドペーパ仕上げはキズを細かくしていく作業なので、顕微鏡で拡大すれば表面はキズだらけです。
それに対して、カンナ仕上げの天板は、表面を薄く綺麗に削っていくので、キズがないのです。
無塗装のまな板を想像して頂くと解りやすいのですが、一回使って汚れたまな板を水洗いします。
すると、サンドペーパー仕上げのまな板は、細かいキズから水がしみ込んで繊維が毛羽立ち、表面はザラザラ。もうまな板としては使えません。
ところが、カンナ仕上げのまな板は表面にキズがないので、水を弾いて、表面はツルツル。いつまでもまな板として使えます。
旅する木の、木のキッチンやテーブルの天板は、10倍以上の手間を惜しまず、一枚一枚、手カンナで仕上げています。旅する木の高度な技術力があるからこそ、さらに水に強い木になるのです。

旅する木オリジナル塗装

さらに、キッチンの天板に木を使う場合は、特別な塗装を施します。それが「旅する木オリジナル塗装」です。
ごめんなさい、成分などを詳しくお答えすることはできないのですが、塗料メーカーに協力して頂き、「世界一安全な旅する木のオイル」を使い、旅する木がオリジナルに開発した塗装を施しています。
せっかくの木の質感を失わないように、薄く、均一に塗幕を乗せて、水シミ、油染み、お醤油シミなどにも強く、塗幕が剥がれて、白濁するような心配も無い、木のキッチンにはとても相性の良い塗装方法で仕上げています。

水に強い木を使い、手カンナで丁寧に仕上げ、独自に開発した安心、安全な塗装をすることにより、水回りのキッチンに木を使っても全く問題ない、『旅する木の「木のキッチン」』を自信を持ってお勧め出来るのです。
確かに、ステンレスや、人工大理石の天板に比べ、多少は気を使わなければならないことはあります。
でも、とても神経質にならなければならないほどでは全くありません。毎日通常に行うお手入れをしていれば十分です。きっと、木の天板で料理をしていれば、自ずと大事に使ってあげたくなる様な気持ちになるはずです。
何より『木のキッチン』は本当に気持ちが安らぎ、心が癒され、気持ちよくキッチンでの作業ができると思います。
旅する木の『木のキッチン』お勧めです。
工房に来て下されば実際に触ってもらうことが出来ますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

CARE家具のお手入れ

『家具工房旅する木』では、家具や、クラフトを長く、愛着を持って使って頂きたいと思っているので、
是非、お客様にお手入れをして頂きたいと思っています。
特に難しいことではないので、お休みの日に、やってみて下さい。家具にとっても良いですし、
自分で手をかけた家具、クラフトには、ますます愛着が湧いてきます。

01オイル仕上げのものに関して

日常のお手入れ

汚れたり水をこぼした場合は、からぶき、または固くしぼった布巾で拭いて下さい。
そのままにしておくと、シミになる場合があります。

定期的なお手入れ

ご使用になる環境によってお手入れの期間は変わりますが、年に一度、出来れば半年に一度を目安に、オイルを塗ることをお願いします。
オイルを塗り重ねるごとに、色合いが増し、木に深みが出てきます。
また、木が空気中の水分を吸収しにくくなるという意味でも、木にとって良いのです。

キズ、汚れが付いてしまった時

表面的なキズ、汚れはサンドペーパーで取れるまで磨いた後、オイルを塗り直すとほとんど判らない状態まで回復できます。
ぶつけて凹んでしまったキズは、濡らしたタオルをキズの部分に当てて、アイロンで暖めてあげるとある程度は膨らんで来ます。
その後、サンドペーパーで毛羽立ちを取ってあげて、オイルを塗って下さい。

02ウレタン塗装のものに関して

ウレタン塗装のものに関しては、特別なお手入れは必要ないのですが、定期的に、ホコリ、汚れを、固くしぼった布巾で取り除いて下さい。
ウレタン塗装の家具についてしまたキズは、一般の方には修理することは難しいと思います。
お手入れにお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。

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