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新型コロナで思うところ
東京オリンピックが1年を目処に延期になりましたね。
新型コロナウィルスが世界を震撼させています。これほどまでに、世界中の人の動きと経済がストップすることは、今まで人類が経験したことがないのではないかと思います。
僕は経済のこととか、政治のこととか、あまり詳しくないですし、自分の知っている情報が本当に本当のことなのかを調べようがないので、ブログではあまり触れないのですが、こういう出来事の真っ最中ですので、今日はちょこっと僕の考えをまとめてみたいと思います。
数年前からしきりに、スピリチュアルに精通している人たちは、地球の次元上昇とか、パラダイムシフトとか、時代の変革期だとか言っていて、特に今年、来年は、常識では考えられないような出来事や、天災、人災が起こるだろうと騒がれています。
そういうことは僕には解りません。でも、人間の意識の変革期というのは、そうだろうと思います。というか、僕ら人間の意識の焦点が、今の物質世界から精神世界に大きく変わらなければ、この先、地球に明るい未来はないと思います。
かといって、ある日、宇宙人なのか、神様なのか解りませんが、偉大な力の持ち主がやってきて、地球を平和で愛に満ちた世界にパッと変えてくれるなんてことではないと思います。僕ら一人一人が少しずつ、意識を変えていって、そんな世界を願う人が、1人、2人、10人、100人、1000人、1万人、10万人、100万人って増えていって、一定数を超えたら、世の中が目に見える形で変わるんじゃないかな。と思います。
そういう意味で、今回の新型コロナウイルスは、なんか意思がある気がしています。意思というのは、人類の意識を変える特効薬というのか、劇薬というのか。もちろん、”新しい世界”というのは、人類が平和で愛に満ちた、素晴らしい世界のことです。
本当は21世紀を迎える頃に、人類が、そろそろ戦争はやめようじゃないか。地球環境を破壊するのはやめようじゃないか。永遠に成長し続けることを前提とした経済活動はやめようじゃないか。産業革命以来続いてきた物質主義の経済のシステムは、立ち行かないんじゃいか。自分だけ、自分の家族だけ、自分の地域だけ、自分の国家だけ、自分が生きている間だけは…というエゴの考えはやめようじゃないか。ということに気付いて、行動をしていたなら、こんなことにはならずに、すでに素晴らしい世界に突入していたのはずなのに、ちっとも変わろうとせずに、相変わらず武力でも、経済でも争いをしている人類に、強制的に気づかせる機会が与えられているんじゃないかな?なんて思っています。
世界中で50万人の人が新型コロナに感染したら、世界はこんな風に変わったんですね。そうしたら、世界中で50万人の人が、本当に地球を平和で愛に満ちた世界にしたいウィルスに感染し、すごい勢いで感染拡大していったら、1ヶ月で世界は変わるんだな。ということも見せてくれていると思います。
精神的にはこんな感じに思っています。
そして物質的についても、この世界中の経済活動がストップする状態は、こんなことにならない限り、経験できることではありません。
今までのすべての常識を一旦とっぱらて考える機会のような気がします。
はたして、人は働かなければいけないのか?子供は学校に行かなければならないのか?など。
経済新聞によると、人の動きを完全にストップした中国武漢では、代わりに、無人車両で物資を運んだり、配達したり、病院ではロボットが食事の配膳、問診を行うなど、無人化産業の潜在能力の大きさ、可能性を実感しているのだそうです。
AI の進歩、ロボット化で、今の人間の仕事の7割が奪われると騒がれています。ある意味、この騒動で、その動きが必要性に迫られ、人間がすべきこと、人間でなくてもいいこととの棲み分けが加速するような気がします。
短期で出来事を捉えると、それは人間にとって悲劇のように見えますし、実際に生活に困る人も大勢出てくると思います。まさに木工もロボット化により、人件費削減が当たり前の現状です。
でも、長いスパンでみると、経済活動はロボットがやってくれて、社会システムは、ベーシックインカムが導入され、人間は働かなくても基本的な生活はできるようになる直前で、AIの進歩、ロボット化、無人化の進歩は人間がより人間らしく生きるための時代の流れのような気がします。
”人間がより人間らしく生きる”とはどういうことなんだろう?
僕の答えは、”自分が表現したいことを表現する”だと思います。
人それぞれの表現したいものを、生活のため、生きていくため、家族の生活を支えるために、やりたいことではない仕事をして、諦めることは、それこそが、人間がすべきことではないと思うのです。
そんなこと言ったって、現実的には…
そうですよね。
そうするためには、経済的にも、時間的にも自由にならないと難しいです。
今現在、経済的、時間的自由人は、ある意味、そうでない人の犠牲の上に立っているんだと思います。
全ての人が自由になるには、社会のシステムが変わらないと無理なわけで。
そんな世界が、僕らがこれから迎えようとしている世界なんだと思います。
その時代を迎え入れる、大きな変革期に今、僕らはいるんじゃないんですかね。
人間が人間らしく生きる世界は、物質的な豊かさと、精神的な豊かさの両輪が同じ大きさでスムーズに回っているんだと思います。
今回の新型コロナウィルスは、この地球で向かうべき方向性を見失って、間違った方向に走り続けいている人間を、強制的に立ち止まらせて、本来進むべき方向のヒントを与えてくれているような気がします。
いつか人間は、この騒動も、科学の力でねじ伏せてしまってまた、何事もなかったように元の世界に戻り、どうにも立ち行かない世界を作っていくのか。
それとも、地球が平和で、愛に満ちて、それぞれの人が、安心して精一杯楽しんで、自分の表現をしている世界を生きている人たちが歴史を振り返った時、2020年の新型コロナウィルスの騒動から、世界が一気に変わり始めたよね。というのでしょうか。
いずれにしても僕らは、そんな時代の大事な変換点を生きていると思います。