『desk-S（W1200）』はこうして生まれした

ある日、工房へ女のお子様を連れたご家族（Uさん）が来てくれました。
女の子が着ていた服、なんだか見覚えのある制服。
「まあ、幼稚園や保育園の制服なんて、どこも同じようなもんだろう。」とあまり気に留めず、お話をしていました。
相談されたのは、小学校に上がるお子様の学童デスク。
ある日の週末、息子が工房で遊んでいた時に、Uさんご家族が打ち合わせに来てくれました。
すると、息子が「◯◯ちゃん！」
Uさんの娘さんも「つむぎちゃん！」
そう、保育園で同じクラスだったんです。
僕がいかに保育園の行事に出ていないかわかっちゃいますね（笑）。

そんなことで、息子の学童デスクと、同級生の◯◯ちゃんの学童デスクを一緒に製作することに。
多分、息子だけの為にわざわざ学童デスクを製作しなかったと思うので、Uさんと◯◯ちゃんに感謝。
◯◯ちゃんのはメープルで、息子のは同じデザインでウォールナットで製作しました。

納品はギリギリ入学式に間に合いました。
納品の時、Uさんご夫婦は、「素晴らしい！小学校一年生にはもったいない。しばらく俺が使おうかな。」
なんて言って、喜んでくれました。

小学校、中学校、高校、大学、社会人、ずっと学童デスクが見守ってくれる。
それって何だかすごく勇気付けられると思うのです。

Uさん、お陰で息子の学童デスクも製作出来ました。
本当にありがとうございました。