『soyo－desk（w900）』はこうして生まれした

　ある日、工房へ女の子の姉妹を連れたご家族が来てくれました。
　「小学校に入学する娘と、お姉ちゃんの学童デスクを考えています。」ということで、工房のショールームに展示している
soyoデスクと、今までに製作さた学童デスクを紹介し、旅する木の家具作りを説明し、検討して頂くことにしました。
　しばらくして再び工房へお越し下さり、「いろいろ検討し、お願いすることにしました。」と嬉しいご報告。
　マンションのお部屋のサイズや、姉妹で一部屋を使うということなどから、サイズなどを一緒にメジャーを使って計測、決定。
　せっかく姉妹で同じサイズの学童デスクということなので、僕は「同じデザインで樹種を変えるのはどうですか？」と提案。
ご両親は大賛成。しかし、肝心な姉妹達が「私は取っ手があるタイプがいい。」「私は取っ手が無いのがいい。」と主張。
樹種については、二人とも、「この白い木がいい！」とメープル希望。結局、大人達の考えは一つも受け入れられず…。
　納品の時、引っ越し前の新しいマンションのお部屋に家具第一号として学童デスクが二つ入りました。姉妹達はとても喜んでくれ、
ご両親も、「自分が子供の時に、こんな学童机を買ってもらいたかったなぁ。頼んで本当に良かったです。」と嬉しい言葉を頂き
ました。
姉妹の成長を「旅する木」の学童デスクが見守ることができることを、とても嬉しく思います。どうもありがとうございました。