『家具工房旅する木』は豊かな「暮らし」、「心」、「時間」をご提案、ご提供します。
つむじ風通信実は、学生の頃シナリオライターになりたくて、新聞社のコンペに出展していました。
箸にも棒にも引っかかりませんでしたが‥
文章を書くのは好きなので、妻のそよかぜ通信とともに、日常でのちょっとした出来事を
載せていこうと思います。なんちゃってシナリオライターにお付き合い下さい。
10/12 ”秋は夕暮れ”毎日仕事を終えて帰宅すると、その足でノンノの散歩に行きます。
自転車に乗って、体力有り余っているノンノと全力疾走。
一本道を端まで行って、Uターンすると、ちょうど夕日の向き。
もう日は沈んでいるけど、雲が赤く染まって、とても綺麗。
肌寒さもあってか、なんとも淋しげな秋の夕暮れは、仕事で疲れた体に心地良い。
越冬のためやって来たオオハクチョウの群れが、夕焼けの空をV字飛行していました。旅する木のショールームに来た事のある方はご存知だと思いますが、
ショールームの黒板のところに、幅2.7メートル、高さ1.8メートルの大きな
魚の絵が飾ってあります。『海の唄』、この絵です。
信じられないと思いますが、色鉛筆で描かれています。
作者は川崎映君。現在21歳。この絵を描いたのは高校生の時。
全道展で北海道新聞社賞を取った作品。なんでこんな素晴らしい作品が工房にあるのかって?
昔からつむ通を読んでくださっている方ならご存知ですよね。
そう、出会ったのは彼がまだ中学生の時。病院で。
彼の才能に僕は自分を抑える事が出来なかったんです。その時の話しは → こちらこの絵があまりに大きすぎて、置く場所がないということで、工房のショールームに
飾らせてもらっています。
余談ですが、この絵をじっくり鑑賞してもらおうと、ショールームの横の教室を、
綺麗に壁を塗って、床も貼って、家具も作って、さあ、主人公の絵を入れようとしたら。
ドアが小さくて入らなかった…。。
結局ショールームに戻して展示しています。映君には、「もし札幌駅とか、美術館とか、大学とか、たくさんの人に見てもらえる
場所に飾れることになったら、いつでも持っていっていいらかね。」と言うのですが、
「いや、須田さんのところに置いておいて欲しいんです。その方が嬉しいんです。」と
言ってくれます。もうすぐ、大学の仲間と作品展をやり、この『海の唄』も展示するということで、
先日、映君とご家族が梱包作業をしに、工房に来てくれました。
久しぶりに会う映君は、相変わらず素朴で、どこにそんな才能が隠れているの?と
疑っちゃうくらいです。そんな映君に何となしに、「最近はどんな絵描いてるの?」と聞くと、
「最近ちょっとスランプで、あまり描けてないんです。」とちょっと淋しそうな面持ちで
返事がかえってきました。
「そうなんだ。まあ、悩むのは若者の特権だからね。じっくり悩むといいよ。」と
悩んでいる若者に気の利いた言葉が浮かばない僕は、なんのアドバイスにもならない
言葉をかけて、仕事に戻りました。その後、お客さんと打ち合わせをしている間に映君ご家族は帰っていて、
夕方、仕事を終えて帰る時、発送準備が出来ている絵の置いてある部屋に行くと、
置き手紙を残してくれていました。++++++++++++++++++++++++++++++++
須田さんへ
本日はお忙しい中、お邪魔をしてしまい、申し訳ございません。
絵を包む作業の手伝いをして下さって、本当にありがとうございます。
今日、須田さんにお会いできて感謝です。沢山元気をもらったので、
この元気を作品制作にぶつけようと思います。これから頑張ります。川崎映より
++++++++++++++++++++++++++++++++置き手紙をもらったのなんて、すごい久しぶりだったので、ビックリしたと共に、
ちょっと感動してしまいました。
「元気なんてあげたつもりないけどなぁ。ノンノ、解る?人間は複雑なんだよ。」
ハァハァ言って嬉しそうに自転車の僕を引っぱっていくノンノに話しかけました。その日も夕焼けが、淋しくて、でも美しくて、清々しかった。
淋しさは、悩んでいる若者の気持ちであり、美しさは、そんな若者の心であり、
清々しさは、そんな若者の存在のような気がした。映君達の作品展の情報です。
「Omnibus」展
10月23日(火)〜11月4日(日)
奥井理ギャラリーにて。是非、ご覧になって下さい。
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厳しかった残暑もすっかり過去のもの。
北海道は駆け足で冬に向かっています。
我が家もとうとう早朝はストーブを焚きはじめました。世間は3連休ですね。工房にもたくさんの人が家具を見にきてくれました。
今日は一日、途切れる事がなかった。
そして、現在、本当にたくさんの家具の製作の依頼を受けていて、ありがたいと感謝しています。
ただ、ちょっと焦り気味。間に合うかな〜?北海道民はやっぱり冬はじっと冬眠モードに入るんですよね。
なので、いろんな事を雪が振る前に終わらせておきたい。
特に引っ越しは。ということで、ほとんど全てのお客様が「雪が降る前には…。」「年内には…。」
とお願いされ、年末に向けて、猛ダッシュしている最中です。
もともと旅する木は休みがほとんどありません。そうですねぇ。年間を通して、僕が丸一日
仕事をしない日は、3,4日くらいですかね〜。
もちろん作業をしない日はあるのですが、そんな日もデザインを起こしたり、打ち合わせをしたり、
図面を描いたり…、と、何だかんだ頭の中は仕事の事ばかりです。「趣味はないの?」と聞かれる事も。
そうなんですよね。独立するまでは家族をほったらかしに、春先の増水時期から初雪が降るまで、
毎週のようにカヤックを積み込んで川に、雪が積もったらテレマークスキーを持って、山に
繰り出していました。なのに独立してからはピタリと止めてしまいました。
物置に淋しそうにカヤックやスキーが置かれています。ごめんね〜。雇われている時は、どうしても心の中に不満があるものです。給料なのか、人間関係なのか、
仕事内容なのか。
僕の場合、既製品の家具を製作する会社にいたので、たまに入る特注の珍しくて難しい仕事を
僕がやりたくてやりたくて。でも、僕は売り上げの大半を占める既製品の方の全体の流れを
見る立場にいたので、なかなかやらせてもらえなくて、悔しくてね〜。
その不満を激流にぶつけていたものです。独立すると、もちろん不満は全く無くなります。その代わり、不安になります。
面白いことに、不満は激流に揉まれると、スカッとするものですが、不安は激流に揉まれようが、
美しい風景に癒されようが、心から消える事はないんです。
唯一、不安を消せるとしたら、お客さんに喜んでもらうべく、ただひたすら仕事をすること。お客さんに「働き過ぎじゃないですか?すっかり痩せちゃって。」と言われます。
確かに痩せ過ぎかな?でも働き過ぎではないですね。
僕の父は長野県で精密の小さな町工場をやっていました。
同じように、父が工場に行かない日はなかったですね。母も一緒に仕事をした後、
帰ってきて家族と従業員のご飯を作っていました。
下請けだったので、徹夜で仕事をしていたこともしょっちゅうあったし、家族で遊びに行く予定
の時も、親会社からの電話一本でおじゃんになったことも。
僕が産まれてすぐ、父が独立したらしく、母も必死に手伝っていたので、母が踏むプレス機械の横に
段ボールを置いて、その中で僕は寝ていたんだそうです。そんな環境で育ったので、いつでも、どこでも、どんなにうるさくても寝られます。
って、そのことじゃなくて…。。
そんな両親の姿を見て育ったので、休みなどなく仕事することはそれほど苦にならない。
絶対に下請けはやらない!というスタイルも両親の姿を見てきたからかも。そんな両親もほぼ引退し、父はゴルフ、母はマレットゴルフ(北海道でいう、パークゴルフ?)
にはまっているようです。
夢中で仕事をし、子供を育て、孫もそこそこ大きくなり、ようやく自分が楽しむことに使える
ようになった時間を、存分に楽しんで欲しいと思います。僕はまだまだしばらく、どっぷり仕事漬けの日々を送ろうと思います。
後を継ぐことを期待していただろう父に背を向け、サラリーマンの道を選んだはずなのに、
業種は違えど、いつの間にか似たような状況に身を置き、子供の頃見てきたその姿が、
意外なほど僕の骨身にしみついてしたんだと驚くと共に、感謝しています。物置のカヤックたち、後20年、待っててくれ!
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只今『旅するギャベ展』開催中。
ギャベとは、イランの遊牧民がヒツジの毛を紡いで、染めて、手織りで編んだ絨毯のこと。
とっても素朴で可愛くて、心が暖かくなるギャベを、是非多くの方に感じてもらいたい♪
同じ柄が二枚とない、世界に一つだけのギャベに出会いに来て下さい。
お待ちしています。年末に家具を製作することになっているYさんご夫婦が昨日、ギャベ展に来てくれました。
打ち合わせで、ご自宅を訪問した時、ソファの前に大きなギャベが敷いてあったので、
『旅するギャベ展』の話しをしたら、「是非行きたい!」ということで、とても楽しみに
していてくれたんです。ギャベを販売しているのは、陽気で、日本人より流暢な(?)日本語を話すトニーさん。
トニーさんが出迎えると、何と!
Yさんの自宅に敷いてあった深い赤色の大きなギャベは、10年前にトニーさんから買ったもの。
偶然、僕とトニーさんが繋がっていて、10年振りにトニーさんに再開出来たことを、
そして、今回は椅子に敷く、遊牧民の子供たちが編んだ小さなギャベに出会えた事を、
とても喜んでいました。ギャベによく織られている”木”の模様。これは”生命の木”といって、命の源を表現している
そうです。
僕は独立する直前、トニーさんからギャベ展の知らせをもらって見に行った時、子羊の柔らかい毛
だけで編んだという白いギャベがあって、妻とめちゃくちゃ気に入って、その前からしばらく
離れられなくなってしまったんです。確か、70万円くらいの値札がついてたのかな?
四隅に可愛く”生命の木”が入っていて。
多額の借金をしたばかりの僕には手が出なかったのですが、「いつかこのギャベを買いたい。
そうなれるように頑張ろう!」と、この気持ちを忘れないように、小さめの、でもとても
気に入ったギャベを購入したんです。
目標が、高級車だとか、プール付きの家だとかじゃないところが、僕のスケールの
小さいところですね〜(笑)。。
でも、車庫に入っているフェラーリより、リビングに敷いてあるギャベの方が、豊かな心になる!僕にとってギャベは、そんな風に大きな存在で、トニーさんに説明してもらった”生命の木”の
由来も、とても素敵で、旅する木のロゴを考える時、「生命の木を入れよう!」ということに
なったんです。話しを最初に戻して…。
Yさん奥様がとっても気に入って、今回購入された小さいギャベにも、”生命の木”が
織られています。
このギャベは、年末に納める僕が製作する椅子に敷いて使う事を決めているそうです。
僕とトニーさん、トニーさんとYさん、Yさんと僕、それぞれ別々に、そして別々の時期に
出会った3者が、ある一点の趣味と、時間で繋がる事の不思議さ、そして、僕が作る椅子に、
トニーさんから買ったギャベが敷かれ、毎日Yさんが使うという縁の繋がりの面白さを感じます。
人生は、こういう小さなからくりでで満ちている。この世界はX軸、Y軸、Z軸で成り立つ3次元で、4次元の世界はこれに時間軸が加わるのだそうです。
今、時空を自分の意志で移動することは出来ないから、神様が仕組んだ、そのからくりを知るには、
その時が来るのを僕らはただひたすら待つしかない。5次元の世界は?
まだ3次元に暮らしている僕らには、想像することすら出来ないんだそうです。
でも、僕は何となく、”心”とか、”思い”とか、”想像”とか、そういったものの世界の
ような気がします。
だって、いろんな乗り物が開発されて、地球のどこへでも、いや、地球だけでなく宇宙ですら
行けるようになっても、そしていずれタイムマシーンが開発されて、未来や過去へ行けるように
なっても、そこに”自分とその人”、”自分とその場所”、”自分とその時”の繋がりがなければ、
そこに深みを持たない。そしてそれらを繋げるものは、”心”とか、”思い”だと思います。今回のからくりも、僕とトニーさんとYさん、それぞれにギャベに対する思いがあったから、
ある時間を経て、ある場所で出会うことが出来たのですから。人生の楽しい”からくり”に出会うべく、多くの深い”思い”という種を撒いていたい。
その種がどんな実をつけるか解らないけど、その時を待つ事も、人生を深く、楽しいものに
してくれるんだと思います。
小さなからくりが、そんなことを感じさせてくれました。ギャベに思いのある方、興味がある方、是非『旅するギャベ展』に遊びに来て下さい。
そして、自分だけのギャベに出会っちゃって下さい。
お待ちしていま〜す。
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北海道は昨日から秋になりました。
というくらい、突然、涼しくなりましたね。
毎年のことですが、昨日までが夏、そして今日から秋。という北国らしいこの劇的な
気候の変化に、「あっ、そうか、冬支度始めなきゃ。」と一瞬で夏気分を追いやり、
冬に向けた心の準備をさせてくれます。
体調管理は大変ですが…。。特に子供は。ところで、「自分の良いところは何?」と聞かれたら?
僕は迷わず「視力!」「…」
いやいや、そういう答えを期待した質問じゃないんじゃない?
まあいいや。それじゃあ、そっちを掘り下げていきますか。と、まあ、つむ通を書く時、いつもこんな感じで、こんなこと書こうかな?
と書きはじめてみたものの、「こっちの方がいいかも?」と思い付いたら
突然そっちに軌道修正。
今回も”視力”の話しで面白い内容の文章をかけるかどうかなど、全く未知で、
どう掘り下げていこうか、こうやって時間稼ぎしながら考えています。そもそも僕の人生なんて、いつもこんな感じで計画性が無い。
未来を予測する能力など皆無だし、いろんな出来事が複雑に絡み合う世の中、ろくに
本も新聞も読まない僕が持っている知識で予想する未来や、計画なんて、
ほんの些細な、普通の人なら”想定内”の出来事で、もろくも崩れてしまう事が多く、
行き当たりばったりの人生です。星野道夫の友達のシリアハンターの言葉、
Life is what happens to you while you are making other plans.
「人生とは、何かを計画している時に起きてしまう、別の出来事の事」という言葉に出会った時、
我が意を得たり!と思わず赤線をしてしまいました。だから人生は面白いんだ!と無計画に走り回っていると、用意周到に準備をし、
いろんな事を想定し、計画通りに余裕を持って進むのを期待している妻には、
「こんな人と結婚するんじゃなかった!」後悔されます(笑)。新婚旅行でカナダに行った時、カナダは俺の庭だから任せとけ。とばかり、無計画に行って、
「よし、ここ行こう。長距離バスの出発時間を聞いてくる。」と聞きにいくと、「後5分で出発」
なんて言われて、荷物かついて全速疾走。なんてことや、
泊まったホテルの部屋が、霊感などない僕ら二人なのに、とても不快な感じがして、
「よし、ホテル変えよう。」と別のホテルを探して、フロントで交渉している時、妻が誘拐
(ちょっと大袈裟?)されそうになったり。
「なんでこんなに走らなきゃいけないの?」と言われたのを今でも思い出します。まだ『成田離婚』という言葉が流行する前だったので良かったのですが、流行っている時だったら、
まさに!でしたね。ん?
なんでこんなこと書いてんだ?
違う違う! 視力の話し。
…
次回にしましょうか。
まったく行き当たりばったり!**************************************
関東周辺は深刻な水不足なようですね。
当別の隣町、岩見沢は、9月の平均降水量の半分に当たる量の雨が
昨日、1時間で降りました。
9月も中盤に差し掛かっているのに、30℃近い日が続いています。
昨日の北海道新聞には、この時期の北海道名物のカラフトマスが、
全くの不漁で、肋骨や、骨盤の形がはっきりわかるほど痩せているヒグマが
道路のアリを食べている姿が載っていました。
札幌の町中でも、ヒグマ目撃情報が相次いでいます。
森に餌が無いから、仕方なく、危険を承知で人の近くにやって来て、見つかったら
危険だからといって射殺されます。
この異常気象の原因は僕ら人間にあるんですけどね。ところで、ご存知のように、最近娘がブログを始めました。はるにれ通信です。
東裏小学校の記念樹がハルニレで、カフェのカウンターは、その木で製作しました。
このハルニレのカウンターの不思議な話しは → こちら
そんなことで、娘のブログを”はるにれ通信”と名付けました。いつどこでそんな技を覚えたのか、色を使い分けて、カラフルでビジュアル的に
若さと楽しそうな感じが伝わって、僕も真似しようか。なんて思っちゃいます(笑)。
等身大の内容と、スパッ、スパっと、子気味良い文章が、気持ちよかったりするんです。
「ああ、こういう文章の書き方もあるんだ。」と感心しちゃったりして。親バカですね。でも、中学生が書く文章なんて読む事がないので、娘の文章だからという訳ではなく、
心のずっと奥〜の方の引き出しにしまったモノを思い出して、「あれ、どこだっけ?
確か、この箱に入れたような。」と、物置の奥の箱を開けている時、それを探しながら、
出てくる他のモノに、「あ〜、懐かしい。これ。あった、あった〜。」というような
感覚になります。
この感じ、なかなか心地良かったりするんです。同じような感想をメールでコメントして下さったお客さんもいて、娘はとても喜んでいます。
娘はブログを、ものの2,30分くらいで書いちゃうんです。僕なんて、3日かけることもあるのに…。
娘に言うと、「え〜!!3日?そんなに時間かかってたら、気持ちが変わっちゃうじゃん。」
年を取ると、あまり心変わりもしなくなるんだよ…。それがスルメみたいな、噛めば噛むほど
にじみ出てくる”味わい”なんだよ。
まあ、中学生の女の子にはわからないですね。僕の『つむじ風通信』、妻の『そよ風通信』、娘の『はるにれ通信』、ほぼ、須田家の生活
丸裸ですね(笑)。
独立してすぐの頃、僕は『旅する木』のイメージに高級感を演出したくて、家族感を出したく
なかったんです。田村正和から、プライベード感が全くしないというような。あんな感じ(笑)。
僕がやる、そんな”田村正和風”ブランディングが上手くいくはずもなく、「どうカッコつけたって、
家族でやってるんだから、ありのままでいいんじない?」という妻の意見に屈し、『そよ通』を
始めたら、工房に来てくれるお客さんが「そよ通、楽しく読んます〜。」という声が多くて、
ちょっと負けた感がある僕は、「文章では負けん!」と『つむ通』を書きはじめた次第です。娘の『はるにれ通信』も加わり、さらに家族感ありありです。
そんな北海道の田舎町の小さな家具工房、そして小さな家族の様子を覗いて見て下さい。**************************************
僕が工房にしている東裏小学校で、先日、『ひがしうら里の収穫祭』が行われ、
たくさんの人が、美味しい農作物の収穫と買い物を楽しんでいました。
そして、同じ日、数年前に埋めたタイムカプセルを開封するイベントも行われ、
小学校の卒業生たちが久しぶりに集まっていました。中には僕ら家族が家具工房やカフェをやっていることを知らない人や、卒業後、学校に
入ったことのない人達ばかりだったので、こんな風に使っていることに驚いたり、
喜んでくれていて、嬉しくなりました。カフェは元職員室で、その黒板には、閉校になる平成20年3月、最後のスケジュールが
残っています。消えないよう、アクリル板をかぶせてあります。
カフェに入ってくるなり、泣き出す女性がいて、「…??」と思っていたら、この最後の
スケジュールを書いた先生だった。なんてこともありました。そして、工房の体育館には、当時のまま、いろんな貼ってあるものをそのまま残しています。
風とかではがれ落ちてしまうこともあるのですが、はしごをかけて、貼り直します。
廊下には、平均台や、跳び箱を置いていたり。
できるだけ当時のまま、残せるものは残そうと思っています。
地元の卒業生が来た時に、「懐かしい〜」って思ってもらえるように。先日、工房に家族連れの方々が来てくれました。
その中におばあちゃんがいました。
そのおばあちゃんの娘という方が、
「母はこの学校の卒業生なんです。すでに末期癌で、後幾日も生きられないのですが、
懐かしい小学校を見たい、ということで、連れてきました。ご迷惑かけてすみませんが、
見せて下さい。」と。
おばあちゃんはゆっくりと、校舎を見て回っていました。そして、当時のことをちょこっと
話しをしてくれました。その目には涙が浮かんでいました。いよいよ人生の最後が見えて来た時、自分の人生を振り返って整理するように、
お世話になった人に会って、お礼を言ったり、懐かしい場所を巡ったりして、
それまでの自分の人生を見つめたいと思うとしたら、その中に必ず”小学校の校舎”というのは
含まれるんじゃないかなと思います。
改めて、たくさんの人達の、それぞれの思い出の詰まった場所で、仕事をさせてもらっているんだな。
と実感しました。
これからも、出来るだけ残せるものは残しつつ、懐かしさと、新しさを感じられるように
東裏小学校を大事に使っていこうと思います。東裏小学校の卒業生みなさん、口を揃えて言います。「体育館が寒かった〜。」っと。
冬の体育館の寒さだけは、僕も早く思い出にしたいです。
そうそう、今日、娘が突然、「パパ、ブログ書きたい!」と言って来ました。
そこで、『そよ風通信』、『つむじ風通信』に続き、新たに娘のブログ『はるにれ通信』も
加わります。いつまで続くか、いつ更新するか判りませんが、覗いて見て下さい。
トップページにバナーも設けました♪
**************************************暑い日ですね。8月も終わりだというのに。
北海道はお盆過ぎると一気に秋に突入のはずなのですが、今年はまだ真夏日になったりしています。ところで、ノンノの子供たち、プンバとティモン。
先週、それぞれ新しい飼い主の元へ旅立って行きました。体が大きくて、性格が穏やかで、おとぼけ顔のプンバは由仁町の農家さんのところへ。
プンバより一回り程小さいけど、性格は負けん気が強くて、やんちゃで、一匹狼的なティモンは
札幌の方のところへ、もらわれていきました。
両者とも、犬が好きで、とても可愛がってもらえそうなので、安心しています。
住所を教えてもらったので、たまに会いに行こう。「子犬がいなくなって、淋しくなりますね〜。」と言われます。
淋しいことは淋しいんだけど、どっちかというと、”ホッとしてる”方が強かったりして…。
だって、壮絶で大変な約2ヶ月だったから。以前のつむ通に書いたように、未熟児のレオを何とか元気にしようと、犬たちと、僕が一緒に
寝れる大きな犬小屋を作って、一週間、僕はそこに寝泊まり、昼間はパソコンを持ち込んで
そこで仕事。
結局レオは死んじゃったけど、その後も、ちょっと体の小さいティモンを大きくしようと、
一日何度も優先的におっぱいをあげるようにノンノを押さえたり、だんだん元気に走り回るように
なってくると、道路に出て来ちゃうので、柵を作ったり、好奇心おう盛な子供たちは、何とか
脱出しようと、夜な夜な脱走劇を繰り返し、その度真夜中、早朝、連れ戻しに行ったり、
食欲もすごくて、犬たちの為にご飯を炊いて、一日二回、鍋いっぱいにご飯を作ったり…。。そんな感じの2ヶ月だったので、夫婦共にクタクタ。
もらわれて行く時、淋しい気持ちと、やり切った!という気持ちで、ちょっと安堵感。
暑さと子育てに疲れていたので、ノンノも、なんだかホッとしている様子。
夕方、散歩の後、ちょうど冬毛から夏毛に代わった時期も重なってか、二回り程小さくなった
ノンノと縁側に座って遠くを見ながら、
「いい夕焼けだね。子供たち、元気かね〜。今度会いに行こうね。」なんて話しをしています。
余裕が無くて、キツい目をしていたけど、最近また、穏やかな優しい顔になって、僕の顔や手や、
足を舐めまくるノンノを膝に乗せ、やっと涼しくなって来た夕暮れの、真っ赤に染まった
空を眺めていると、下の子が窓を開けて、
「パパ〜、ご飯食べないの〜?」と夕飯コール。窓が開いた隙を狙って、僕の膝から飛び出して、ノンノが家の中に入ろうとして、
「ノンノ!ダメだよ。パパ〜、ノンノお家の中に入っちゃうよ。」っと。
たまにはいいか。っと、鎖を外してあげると、嬉しそうに妻や、娘のところにすり寄って行って、
「ノンノ〜♪」っと撫でてもらうと、ひっくり返ってお腹を出しいます。僕が家の中に入っていくと、ぷ〜んとシチューの香り。
職練の卒業制作で作ったミズナラのダイニングテーブルに、それぞれのお皿に盛られた
シチューが置いてあります。
「このシチューのジャガイモや、人参は、さっき庭の畑で穫ったやつだからね。」と妻。・・・
こんな家族の日常が僕の ”理想的な”幸せの風景。
「…!?」
理想的?ホントの話しじゃなかったの?
どこから?
**************************************今、朝の4時。ひと仕事終えて来たところです。
そんなに忙しいの?って?そうなんです。4時ならまだマシな方。夜の3時の時も。
もう寝不足で。
稼ぐねぇ〜。って?そうじゃないんです。
我が家のちびっ子たち。ノンノの子供たち。
前回のつむ通で、”血は争えない”という話しをしましたが、この子たちも。
お母さんのノンノと同じく、脱走癖があって、毎朝脱走。
ノンノもつないでいる鎖をちぎってはよく脱走して、近所の家や、学校のグラウンドなど
を颯爽と走り回るので、そのDNAが受け継がれてるんですね。行動範囲が広くなって来てから、柵を作ったんです。それも、田舎なので
一般の子犬にしてみれば結構広い柵を。
それなのに、よじ上ったり、穴を掘ったり、体当たりしたりして隙間を作っては毎朝脱走。「お前たちはスティーブ・マックイーンか!?」
古いですね〜。ご存知ですか?映画『大脱走』。
マックイーンのバイクでの逃走シーンと、独房でキャッチボールをしているボールの音が
印象的な、大好きな映画です。毎日、脱走した箇所を修理し、「よし、これでもうどこからも脱走出来ない。」と
自信を持って夜を迎えるのですが…。。
脱走してもそれほど遠くへは行かないし、騒ぐわけではないので、寝ていればもちろん
気が付かないのですが、ノンノが心配して鳴くんです。
その鳴き声で「あ〜、また今日も脱走したか。」と、毎朝3時、4時、5時と、ほぼ1時間毎に
起こされ、道路で跳ね回って遊んでいる子犬たちを連れ戻しに行きます。毎朝毎朝ほぼ一ヶ月なので、さすがに僕も寝不足で、これ以上柵を丈夫にできないし、
怒って、脱走しちゃいけない、ということを解らせなきゃ。と思って、結構キツく怒って
柵の中に入れ、また寝ようと、玄関に戻ると、すでに脱走して、僕の足元に来て、玄関から
家の中に入ろうとしていることも。
結局寝る事はあきらめて、ノンノも連れて自転車で早朝散歩。
そのころには眠気もすっかり覚めていて、ぼんやり明るくなりはじめた、澄んだ空気の中の
散歩は気持ちが良くて、口笛を吹きながら、壮快にペダルをこぎます。何の曲かって?
テッテ、テッテ〜テテッテ…。
そう、『大脱走』の軽快なマーチ。
僕が脱走したわけではないんだけど、さらには、バイクではないんだけど、
気分はマックイーン!
**************************************
昼間はここ北海道も灼熱なので、ノンノの散歩はもっぱら夜。
ノンノの散歩は自転車に乗って。
夜になるとTシャツ一枚ではちょっと肌寒いくらい。
それでも田んぼ道、アマガエルの合唱の中、電灯がないので空には星がビッシリ瞬いてる。
辺りは真っ暗なので、自分も宇宙の一部になったようで、本当に気持ちがいい。先週から、娘が膝の靭帯の手術のため、札幌の病院に入院しています。
ここ一ヶ月くらい、仕事が終わった後の夜、札幌での打ち合わせが頻繁にあったり、
昨日、今日は、札幌でキッチンの取り付けがあったりして、上手く時間を合わせて、
娘の病院で一緒に夕食を食べたりしています。入院する時、いろいろ必要なものを妻が揃えたのですが、かわいいピンクで統一。
僕だけでなく、本人の娘すら、「たかが2週間くらいの入院に、わざわざピンクのものを
買って揃えなくても…。」と言っていたのですが、
「ただでさえ病院は気が滅入るから、身の回りのものでワクワク感を出すのは大事!」と
こだわっていました。
もちろん、娘は初めての入院生活を過ごし始め、「ママの言う通りだった。」と統一感ある
ピンクグッズを喜んで使っています。
固定用サポーターも、ピンクのものを使っていて、入院仲間のおじさんたちに人気のようで、
僕が病院に行くと、「お嬢さんのお父さん今日も来たね。」と言われます。今日、初めて手術の傷跡をを見たのですが、ちょっと痛々しい。
痛み止めをやめると、かなり痛いようなのですが、「だんだん慣れて来た。」と
あまり心配されたくないようです。子供の、特に父親としては、娘が怪我で苦しんでいるのを見ると、代われるものなら、代わって
あげたい。と思うのですが、どうやっても、それは無理ですね。
親はとかく、子供の人生は自分(親)の人生に内包されていると思ってしまうものですが、
こうやって代わってあげたくても代わってあげることができないもどかしさに直面すると、
「ああ、やっぱり子供は子供の人生なんだ。」と改めて感じます。「出来るだけ辛い思いをさせないように」、「苦労をさせないように」、「幸せな人生を」
などという親心が、子供には負担であったり、親が思っている程苦労や、苦痛に感じていなかったり
するもので。
特に僕の親はそういう気質が強く、学生時代、一人暮らしをしている時、毎日のように電話が
かかって来て、「今日は何食べた?」、「風邪ひいてないか?」、「困ったことはない?」とか。
僕の部屋は、サッカー部の仲間や後輩の溜まり場になっていたので、そんな電話が嫌でね〜。
父も、「長男だから後を継いで、お墓を守っていくものだ。」と、子供の頃から言われていたので、
「なんで死んだ人に、俺の人生を縛られなきゃいけないんだ!」なんて反発したものです。話しが反れちゃいました。娘の話し。
打ち合わせの前に、ほんの1,2分寄って、
「じゃあ、お客さんとこ行くわ。」
「うん、じゃあね〜。」
なんて感じで病室を出て行こうとすると、隣のベッドのおばあちゃんが、
「随分あっさりしてるのねぇ。」と言われますが、
これくらいがちょうどいいのかな。ちょっと時間が余って、結構長くいると、娘に、
「パパ、もう帰って。」と、入院の暇つぶしに買った、「ガラスの仮面」が読みたいようで…。
そのくせ、「じゃあ、帰るわ。」と言って帰ろうとすると、
「また来れたら来てね。」っと。
それで、”◯◯さんとの打ち合わせを夕方入れようかな?”なんて感じでスケジュールを組む。「何だかんだ、パパ、毎日来るね。」と言われます。
「打ち合わせや、納品や、取り付けでしょっちゅう札幌の来るからね。」と僕。本当は…。
毎日行けるようにスケジュールを組んでいたりして…。。
やっぱり僕も両親の血を受け継いでいるようで。
”血は争えない”ですね。**************************************
暑い!も〜、暑いですね。
今日は北海道も真夏日でしたね。
ノンノと、赤ちゃんたちも暑そうにハアハアしてます。ところで、旅する木は木工教室をやっています。
木工教室には2種類あって、スツールなどを一日かけて製作してもらう、とっても楽しい教室と、
本学的な技術を身につけ、2級技能士の取得、プロを目指す木工教室。
こっちのプロを目指す教室は全16回の長丁場で、家具作りの基本の手工具の使い方を
みっちり教えます。よく、この2級技能士を目指す木工教室に興味を持って、「やりたい!」という人が来られます。
僕は必ず、「最初は楽しくないですよ。辛いこともありますよ。ものすごく地味ですよ。」と、
この教室の内容ををトクトクと説明します。
”参加させないように”ってわけではなく、”それ相当な覚悟を持って参加して欲しい”ため。今まで8名の方が受講してくれたのですが、最後まで続いた人は1人だけ。
唯一のファイナリスト、Sさんは昨年、見事2級に合格し、今はまだ趣味ですが、
家族に家具やクラフトを作っています。
他の参加者は…。。
途中で来なくなっちゃうんですね。
僕の教え方、厳し過ぎ?
そんなことはないと思います。優しくはないけれど、鉋、ノミなどの仕込みなど、親切丁寧に
教えているつもりなのですが、2級技能士の練習が辛くて、面白くないんでしょうね。確かに地味で、孤独で、最初は全然上手くいかないんですよね。
この教室を希望される方のほとんどが、男女問わず、木工という職業の選択を考えている人。
それでもこの、地味で孤独で、ちっとも上手くいかず、面白くない作業に耐えられないんですね。でも、家具作りってもともとそういう職業なんです。
完成したモノを見て、わ〜、すごい。ステキ。こんなものを作れるようになりたい。
そして、家具工房なんて、のんびりスロウライフしながらの生活で、楽しそう。
なんてイメージを持って、木工志願する人が意外と多いんです。
本当はそんな事ない。家具が出来る過程は、コツコツと地味〜で、孤独〜で危険な作業なんです。
そんな努力と経験を積み重ねないと熟練した技術は身に付かない。
そんな地味で孤独な作業に耐えられる…、いや、耐えているようじゃダメ。
そんな作業が苦にならない。もしくは、楽しめる人じゃなきゃ、向いてないんですね。せっかくプロ向けの教室に参加しようとやり始めたのに、途中で来なくなっちゃうんじゃ、
お互い時間がもったいないので、最初に厳しいことを伝えて、すぐに申し込みを受け付けず、
「今お伝えしたことを考えてから、参加の決心がついたら、ご連絡下さい。」と言っています。
まず9割以上の方がこの段階で連絡がありません。
そして覚悟を決めて参加された方の状況が最初に書いた通りなんですね。厳しいというか、現実のことを伝えてから、いつも最後に必ず付け加えます。
「それでも”家具作り”という仕事はやりがいがあって、本当に楽しくて、
人の心を豊かで幸せにすることの出来る仕事ですよ。」っと。ただ、そこに行くための”近道”はないんですね。
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北海道も夏日が続いています。
工房の体育館は、天井が高いので、冬は激寒なのですが、夏は快適。
涼しくて気持ちが良い。
旅するギャベ展、クラシックコンサート、うさと展、亜麻祭りと、旅する木での
怒濤のイベントも終わり、ホッとしています。
どのイベントもたくさんの人が来て下さり、ありがとうございました。
特に亜麻祭りはビックリするくらいの人、人、人。な、なんと2500人もの方が
ここ、東裏小学校に来てくれました。
亜麻の花の可憐さ、そしてあの、か弱さが、ただ”綺麗”だとか、”美しい”だけでない
もっと心の奥〜の方に”儚さ”や、”慈しみ”を感じさせて、それが魅力なんだろうな?
と見ていて思います。そうそう、もうすぐプロ野球のオールスターが始まりますね。
我が北海道日本ハムファイターズからは8名もの選手が選ばれました。
先発投手部門人気投票第一位は斎藤祐樹。
最近はちょっと調子が今ひとつですが、開幕戦に勝利した時のインタビューで、アナウンサー 「斉藤さん、持ってますね〜。」
裕ちゃん 「持ってるんじゃなくて、背負ってます!」
の言葉は印象に残ってます。頑張って欲しいですね。
先日、嬉しい出来事が…。
ちょっと家族で出かけた帰り道、「お腹空いたね。何食べようか?」
「蕎がいい!」ということになって、お蕎屋さんを探しながら運転していると、
小さいけれど、こだわっていそうな門構えのお蕎屋さんを発見。
駐車場に車(旅木号)を止めてお店に入ろうとすると、お店から出て来た家族連れの奥さんが
じっと車を見ながら、奥さん「旅する木の方ですか?当別の。」
僕 「え?はい。そうです。」
奥さん「え〜?すごい。いつもHP見てます。」
僕と妻「え〜!ホントですか?ありがとございます。」
奥さん「素敵な家具を作ってますよね。ブログも見てます。」
僕と妻「ホントですか?嬉しい〜♪」
そうなんです。旅木カー(ハイエース)には旅する木のロゴと、旅もっくんが、
「HP見てね〜!」と言っているんです(笑)。妻に、旅木カーに乗ってるときは「『旅する木』を背負ってるんだから、変なことしないでよ。」
といつも言われます。
さすがに信号無視はしないけど、黄色信号は結構行ってしまう。
ちょっと無理して信号無視気味で行ったのに、すぐ先の信号に引っかかってて、
結局後ろの車に追いつかれた時、たびもっくんが「HP見てね〜!」なんて愛想を振りまいている
かと思うと、ちょっと恥ずかしい。
ちなみにテレビでやってたけど、名古屋の人は、「黄色結構、赤勝負」なんですって。初めて札幌に来た時からずっと感じているのですが、札幌は美人が多い!
納品や、打ち合わせで札幌に出て来て、大きな交差点で信号待ちをしていると、
「おっ、かわいい〜。こっちにも綺麗な人いる。ありゃ、あんなミニスカートで。目の保養、
ありがとうございます!」
なんて見入っていて、信号が青になったのを気が付かない。
そんな時、「HP見てね〜!って、その前に信号見ろよ!」と思われてそうで、恥ずかしい。おっと、話しが随分反れちゃいました。
そんな感じで、旅木カーを運転している時、結構自意識過剰な恥ずかしい思いをしていることの方が
多いので、今回、思いがけずこんな風に声をかけて頂くと、めちゃくちゃ嬉しい!妻に「車に『旅する木』のロゴ入れようと思ってるんだけど。」と相談した時、
「家族やプライベートでも乗るんだから、ちょっとやだな〜。」と妻。
「いつでも『旅する木』を背負ってる意識を持てるから。」と決意表明し、強行したもので。旅木カー、ハイエースの中で一番大きい車種なので、荷台で僕が真っすぐ立つことも、横方向で
真っすぐ寝ることも出来るんです。いろんな人に言われます。
「大〜きい車ですね。まるで部屋ですね。」
「キャンプとか行ったら最高ですね。」
とか。中には
「須田さん、いい車、持ってますねぇ。」っと。
そんな時は言ってやります。
「持ってるんじゃなくて、背負ってます!」
…
いやいや、そこは「持ってます。」でいいっしょ!
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