『家具工房旅する木』は豊かな「暮らし」、「心」、「時間」をご提案、ご提供します。
つむじ風通信実は、学生の頃シナリオライターになりたくて、新聞社のコンペに出展していました。
箸にも棒にも引っかかりませんでしたが‥
文章を書くのは好きなので、妻のそよかぜ通信とともに、日常でのちょっとした出来事を
載せていこうと思います。なんちゃってシナリオライターにお付き合い下さい。
この冬、当別は雪が多いです。
雪も多いのですが、吹雪く日が多い。ほとんど毎日吹雪いている感じで
いやになっちゃいます。
妻はこどもの送り迎えの運転を必死になってやっています。
「どうしても無理!」という日は、僕が行くのですが、
自分が今、道路のどこを走っているのか解らなくなりながら何とか
運転しています。ここ、当別は札幌の隣町で、札幌中心部から車でほんの40分くらいの距離。
それなのに気候がけっこう違うんですね。
石狩川が札幌市と当別町の境なのですが、札幌側は青空で、
石狩川を渡るとパラパラと雪が降り始めて、当別町でも新篠津よりの、工房に
近づくにつれて、吹雪き始める。ということがしょっちゅう。吹雪の中、ノンノの散歩で神社に行ってお参りをし、それから工房へ行くのですが、
札幌から通って来る山口君に、「札幌の方はどう?」と聞くと、大抵いつも、
「全く降っていません。」という返事。
僕は3年前まで札幌に住んでいたのですが、好きでここ(当別)に来て、朝、
カーテンを開けると、上の写真のような美しい風景の中心に住んでいて、
ここ、当別町東裏が大好きなのですが、それなのに、こっちは吹雪いているのに
札幌は雪も降っていないと聞くと、なんだか妙に悔しい。何なんでしょうね〜。まだ札幌に未練があるのか?
いや、そんなことはないなぁ。
広々としたこっちの方がずっといい。なんだろう?
日本全人口の7〜8割の人が”都市”に住んでいるんですね。
ニュースでも天気予報でも、都市が中心なんです。いつも田舎は省略されている。
テレビで田舎の天気予報はないので、近くの都市の予報を見ることなる。
いろんな番組の中で司会者が「いい天気ですね〜。日本晴れですね。」なんて言っている傍ら、
ここでは雨が降っていたり…。なんてこともよくあること。そうなんです。田舎に住んでいると、なんだかアウェイ感があるんです。
田舎を旅する番組で、「やっぱり田舎は最高ですねぇ。ホントにこんなところで暮らしたい。」
と言っていた女優さんが、チャンネルを変えたら、派手やかなドレスに、豪華絢爛なアクセサリー
をつけて、きらめく夜景を背景に超高級レストランでディナーをしながら(ものすご〜く偏見のある
書き方ですね(笑)。。)、「ここにはよく来るんですよ〜。」なんて言っているのを見ると
心の中でファイティングポーズですよ。だから、たまにこっちが天気が良くて、札幌が雪だったりすると、「よしよし。」という
気分になる。
はたまた、『東京で2センチの積雪で、交通機関がマヒ』なんていうニュースを見ると、
「2センチ?そういうのは積雪って言わないんじゃ!」
そして映像で恐る恐る交差点を渡っているサラリーマンの姿を見ると、
「全速力で走って渡ってやろうか!」と、なんだか壮快な気持ちになるのです。広々とした世界で暮らしながら、心はとってもちっぽけな僕でした…。。
今日も30センチの積雪。さあ、雪かきをしに行くかな。
え?良いダイエットになるって?
「十分ガリガリなんじゃ!」身も心もちっぽけな僕でした…。。
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昨日はものすご〜い吹雪でした。
こんな吹雪は初めてでしたね。ちょうどお昼ご飯を食べに、家に帰る時で、
工房から家まで、ほんの100メートルくらいなのに、遭難するんじゃないかと
真剣に恐くなりました。
なんてったって、目の前20センチくらいが見えないんですから…。。ところで、ちょっと愚痴らせて下さい。残念に思う事があるんです。
一ヶ月程前、新築を建てるにあたり、キッチンをご検討のお客様が工房へ来下さり、
カフェのキッチンをとっても気に入ってくれました。
「是非、キッチンは旅する木で!」ということで話しを頂いたのですが、
建てる会社が有名なハウスメーカー。
今までもハウスメーカーで家を建てる方が旅する木のキッチンを気に入ってくれたのですが、
ことごとく他社の参入を認めないんですね。
なので、今回も「具体的な話しを進める前に、ハウスメーカーの方に確認して下さい。」と
お願いしたところ、お客様は、「契約する前に、自分たちの気に入った家を建てられますね。」
と念を押して確認してあるので多分大丈夫だと思いますが、一応、確認してみます。」とのこと。先日、お電話をもらったのですが、答えは、No。
偉い方が出てきて、「責任を持てないので、認めるわけにはいきません。」ということ。
お客様も粘ってくれたのですが、最終的には、「どうしても。ということでしたら
いいですけど、セット価格ですので、キッチンの金額は減額しませんよ。」
と言われたそうです。この辺の事情は → こちら
すでに契約金を払っているので、施工会社を変えることも出来ず、泣く泣く諦めていました。僕は”心豊かな生活の一端を担いたい。”という思いで仕事をしているので、
このような、お客様のことより会社の利益を優先させた考え方が理解で来ません。そして、『旅する木』はどんなに高額なご注文でも、前金は一切頂いておりません。
最後までお客様に”断るカード”を持たせておきたい。そのカードを切らさせないのが
僕のプライドであり、そのことで、最後の最後まで誠意を持った仕事、対応をしなければいけない。
というお守りを僕は持っていると思っています。
なので、契約金を人質に取ったようなこの対応をとても残念に思います。
大好きな『風の谷のナウシカ』の中で、ナウシカがクシャナに言った、
「あなたは何をそんなに恐れているの?」というセリフを思い出します。お客様に対する誠意と、プライドのある仕事、自信をもった作品(商品)を持っていれば
人質など取らずとも、絶対的な絆がそこには生まれるものです。
僕の仕事は家具を作る事ではなく、この絆を築くことだと思っています。お客様は残念に思いながら、キッチンメーカーのシステムキッチンを使っていくんでしょうね。
自分のこと、会社のこと、目先のこと、の前に、”お客様が一番喜ぶこと”を考えた対応が
回り回って、自分の為になり、会社の為にもなると思います。そんな社会は素晴らしく、豊な社会だと思います。そんな社会の一端を担いたい!
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おお、今日は僕の誕生日ではないか!!
え〜っと、何歳になったんだろう?
30後半になってからは数えていません。
スポーツ選手で僕と同世代で活躍しているのは…
パッと浮かぶのは
サッカーのカズ、中山、西武の工藤、テニスの伊達公子くらいですかね〜。10代、20代のころは、自分が30代になることが想像出来なくて、
ましてや、30歳なんてものすごく大人だと思っていて、いざ自分が30歳になると、
「こんな自分でいいの?」と思ったものですが、
ここまで年を重ねると、「あきらめるしか無い」
「人と比べるのはよそう。」
「あるがままの自分でいいんだ!」
などと、妙にハードルが下がるものです。
僕だけでしょうか…?11月30日生まれで有名な人は、アメリカの作家、マーク・トウェインです。
ご存知ですか?『トムソーヤの冒険』を書いた作家。
大好きでしたね。子供の頃、夢中になって見ていました。家出して仲間とイカダに乗ってミシシッピー川を冒険し、無人島で暮らす。
そんな解放された夢のような物語りに、自分を重ね合わせてワクワクしていたものでした。
そして孤児としてツリーハウスで気ままに暮らすハックに憧れましたね。ベッキーも可愛かった。
僕はどういうわけか、可愛くて、わがままで、気が強い女の子が好きなんです。
だからキャッツアイの瞳も大好きだった。
って、ベッキーと瞳、全然違うじゃん!
そうそう、最近、テレビに出てる女の子がみんな可愛く見えて、
「この娘、可愛いね〜。」なんて言うと、娘に、「パパ、誰でもいいんじゃん。」
妻に、「ホント最近みさかい無いね。おじさんの証拠だわ。」と言われますが、
こう見ると、最近ではなく、昔からだったんですね〜(笑)。。それからインジャンジョー、怖かったですね。
夜、トイレに行く時、トイレの戸を開けたらインジャンジョーが便器に座ってるんじゃないか、
とか想像したものです。僕は『トムソーヤの冒険』のインジャンジョーのレベルでもうダメ。怖過ぎ。
レベル超低〜!!って言われますね。
ホラー映画なんてもっての他。絶対見れないもん。
テレビのチャンネルを回している時、たまたまホラー番組でとまっちゃうと大変。
チャンネルを変えると、「なんでチャンネル変えたんだ〜!」って化け物が出てきそうだし、
でも絶対見たくないし。ヘビに睨まれたカエル状態になります。・・・・
なんでこんなことを書いてるんだろう?
本当は、誕生日を迎えて一年の反省とか、抱負とかカッコイイことを書こうを思っていたのですが、
思いがけず、同じ誕生日のマーク・トウェインの書いた本、『トムソーヤの冒険』で
僕の子供時代から現在までを簡単に振り返ってみました。まっ、結論から言うと、そうとう進化の遅い生き物ですね。僕は。
でも…
「人と比べるのはよそう。」
「あるがままの自分でいいんだ!」
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すっかり寒くなりましたね。
昨日は納品、キッチンの写真取りなど、一日外回りでしたが、最高気温が0℃、
札幌市内も雪が降っていました。11月に入ってからずっと、札幌のある高校のそれぞれの教室のロッカーを
製作しています。
ものすごい量なので、助っ人に来てもらっています。
ほぼ毎日来てくれているのが佃君。そしてバイトの合間に来てくれるのが川波君。
二人とも北大生。
若者がいると、お昼や休憩時間の会話も盛り上がります。内容はもちろん木工話し。ではなく…。
”意味の解らない”話。
例えば…
速読。
分厚い本をパラパラっとめくって読むんです。
なんでも、イメージとして映像で認識するんだとか。
僕ら凡人には”意味が解らない”その他、最近のマジック。例えばセロ。
知ってますか?僕が見た中では一番”意味が解らない”。
瞬間移動とか、絵の中の魚を掴んで本物にしてしまうとか、物質を貫通させるとか。まあ、そういうのを「意味が解らない!」って言っているぶんにはいいのですが、
「速読の本を逆さまにしたらどうなるんだろう?」
「映像が逆さまなんじゃない?」「じゃあ、後ろから速読したらどうなるんだ?」
「巻き戻ししているような映像になるんじゃないかな?」「セロは多分、時間を止められるんだと思う。時間を止めて、人が静止している間に
いろいろ細工をしてるんだよ。」
「瞬間移動では、時間が止まっている間は電車も車も動かないんだから、
歩いて行ってるんだぜ。何日もかけて。」
「目的地に着く頃には無精髭が生えてきているから、時間を動かす前に剃ってるんだわ。」など、「君たちは本当に北大生か!」と疑いたくなるような、意味のない、アホな会話
ばかりして、大笑いしています。そんな彼ら、佃君は家具職人志望。川波君は大工志望。
どこの誰に言っても、「え〜!北大でしょ?もったいない!」「ちょ、ちょっと待て〜。家具職人の何がもったいないのよ!」
とは言いませんが、まあ、確かに彼らは変わってますかね〜。
多分、もっと苦労せずにお金を稼ぐことが出来る道を選ぶことも出来るんでしょう。佃君とは何だかんだで2年くらいの付き合いで、その間に進路のことなど相談を受けているので、
彼の苦悩など、多少は知っています。
この前は佃君の彼女が妻にナイショの相談をしていました。
これがいい娘で可愛いの。それこそ「佃君にはもったいない!」
おっと、話しが脱線しそうなので、戻しましょう。選べる選択肢が多い環境で、自分が進んで来たものを捨てて、それ以外で勝負する道を
選ぶのは、大変な決心だと思います。僕は、より大きなものを捨てて来た人の決心と、より大きなリスクを背負った人の底力は、
時に、より多きな推進力になると思っています。
そして、以外と捨ててきたものが後で役に立ったりするものです。
だから、どんな環境でも、置かれた環境でいつも一生懸命やることが大事だと思っていて、
そういう人でないと事は成せないと思っています。社会を経験したものから見ると、彼らがそれほど大きなものを捨ててきたとは思いませんが、
それでも自分の学生の頃を思うと、それなりのものを捨て、それなりのリスクを背負おうと
していると思います。二人を見る限り、必ずしも天才肌とは感じません。たいした努力もせずに北大に入ったわけでは
なく、他の人が遊んでいる間、寝ている間に勉強をしていたんだと思います。
北大卒業という経験を持つ彼らでなければ出来ないものを、木工や大工の世界で見つけられれば
いいなぁ。と思います。
ようこそ、厳しくも楽しい世界へ。
まあ、北大に行きたかったけど行けなかった僕は、
「北大がなんぼのもんじゃ!」ってとこなのですが…。
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昨日、札幌(当別も)で初雪が降りましたね〜。
今頃の初雪は大正時代以来の遅い初雪だそうです。
いよいよ冬本番です。暖冬、小雪だと僕としては嬉しいのですが…。工房では薪ストーブが大活躍。
そうなると楽しみがあるんです。
そう、焼き芋の季節。
毎年やっているのですが、シーズン初めは感が鈍ってて失敗することも。
でもだんだん上手くなって、中までトロトロ、ホクホクの甘〜い焼き芋が
できるようになるんです。
冬は焼き芋屋をやろうかと真剣に考えた事もあったりして。薪ストーブの暖かさは、いいですね。
あたっている部分は暖かいんだけど、背中は寒いので、たまに向きを変えたりして。
懐かしい暖かさなんです。
家に帰ると家族から、「いぶりくさ〜い。」と言われます。
でも、旅する木で使っている木の端材を燃やしているので、材料は”さくら”とか、
”なら”とか”くるみ”なので、薫製には最適なもの。まあ、薪ストーブで体育館全体が暖かくなろうははずもなく、緊急避難場所みたいな
もので、自分で言い訳を作りながら、なるべく薪ストーブにあたっている時間を
作ろうとしてしまいます。
そして、意を決して機械作業に戻る。って感じ。最近、札幌市内の高校のそれぞれの教室の木製ロッカーを製作しています。
100個以上の家具を作るので、毎日北海道大学の学生が助っ人に来てくれています。
若者がいると会話も弾み、休憩時間は薪ストーブを囲んで大笑い。
ついつい休憩時間が長くなって、助かってるんだかどうなのか…?
いえいえ、随分助かっています。昨日はこれ。
おしるこ。
食べる直前にお餅を入れて。
美味しかった〜。
甘〜い香りが体育館を包んでくれます。冬、製作している家具にはもれなく、甘〜い香りと、薫製の香りと、そして
寒い中、心を込めて作られた、ぬくもりがついてきます。。
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明日から中頓別の”そうや自然学校”に木工教室に行ってきます。
なんだか毎年恒例の行事みたいになっていて、これで3年目です。
中頓別、遠いですね〜。。
一人でドライブ6時間くらい。何か面白いことを妄想しようっと。ところで今、世間を騒がせているのは、オリンパスの損失隠し問題ですね。
そう、オリンパスは僕の一番最初に就職した会社。
オリンパスでカメラの開発をしていました。
まさかこんな形で世間を騒がすなんて、思ってもいませんでしたね。ここ数年の間に様々な大きな会社がいろんな不正や、お客様を裏切る行為が
発覚しましたよね。覚えているだけでもいろいろあります。
有名で代表的なのがミートホープですよね。
他にも雪印の集団食中毒、三菱リコール隠し、石屋製菓の賞味期限改ざん、
そして今も騒がれいる東京電力などなど。大きな企業も名を連ねます。僕はこうした事件があるといつも、その会社は存続させてはいけないと思っていました。
影響力のある大きな会社である程、守るのではなく、たった一度の過ちで、その会社を
潰すべきだと。
それくらいの厳しさがないと、こういう事件は無くならないと思っています。
大きな会社のトップや経営陣になればなるほど、”お客様の為”より、”会社の為”の割合が
増えるものですから。
社員は可哀想ですが、そういう会社にいたのだから仕方の無いことだと思っていました。でも、それはやっぱり身近な問題ではなかったからですね〜。
今も仲良くお付き合いさせてもらっている先輩や、後輩がオリンパスで働いています。
この前も後輩の女性が家族で遊びに来てくれたし、先輩はメールで「子供が産まれた!」って
写メールをくれました。
みんな、夜遅くまで必死に仕事をしています。そしてそれぞれ家族がいます。
まさか自分の会社がそんなことをしているとは知らずに。オリンパスが今後どうなるのか、とても心配です。
製品は間違いなく素晴らしいものを作っているし、特に医療分野では、絶対になくてはならない
存在なので、なんとか上場のまま、残して欲しいと思います。バブルで社会が浮かれていた時期、財テクに手を出した企業、泡銭に目をくれず、堅実に経営
していた企業。会社の経営は99パーセント、トップで決まると言われます。
大企業のトップと僕とを同じ土俵で話してはいけませんが、僕ですら日々、どこまでが
”お客様の為”で、どこからが”会社の為”かの選択に迫られることがあります。
自分に決めている事は”迷った時はお客様有利に。”ということ。
短期間でみると、両者は相反するように見える時もあるんですね。でも長期でみると、
やっぱり両者はイコールなんです。
”お客様の為”=”会社の為”。このことをずっと、決して忘れてはいけないなぁ。と、いろんな不祥事が起こる度に思います。
そしてもう一つ、独立してやっていると、いろんな詐欺や、誘惑の電話がかかってきます。
詐欺には引っかかりましたね〜。やられました(涙)。。
いやいや、決して簡単にお金を儲けようとしたわけではないですよ。
独立したばかりの頃、ノドから手が出る程仕事が欲しい時、その心理を突いてありがたい話しを
持ってくるんです。
全く仕事が無いんだから。もしかしたらって、乗っちゃうんです。
この話しはまたいつか…。
今でこそ笑い話ですが、当時は凹みました。。そして今でもたまにかかってくるのが、誘惑の電話。簡単にお金儲けが出来ますよって。
”自分の手を動かした以外に得る収入は徳を下げる”と絶対に乗らないように決めています。僕ですらこんなに誘惑がくるのですから、大きな会社のトップにはもっと来るんでしょうね。
自分に決めている事をこれからもずっと忘れない様に、そしてずっと守っていくように
いろんな事を判断していこうと思います。
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11月に入りましたね。
今年も後2ヶ月、良いお正月を迎えられるよう、頑張りましょう!ところで、世の中には便利過ぎて不便なものってありませんか?
その機能、なければいいのに!なんていう。僕は初めてお客様の家に行く時とか、i padのマップに住所を入力し、
ナビ代わりにして使っています。恥ずかしながら、僕は未だに左右がよく判らないのです。
基本的には僕は左利きなんです。でも子供の頃、字を書くのと箸は右に治させられたんです。
ちょうどその頃、右左を覚える時期で、「箸を持つ方が右。」とか習っていたんですね。
僕は箸を左で持っていたり、右に治していたりしていたので、訳が解らなくなってしまったんです。
覚えるべき時期を逃した僕は、瞬時に右左が解らないまま、今に至ってしまった…。。
これって、言い訳ですかね〜?とにかく右左が未だに瞬時に解らないんです。でも木工の仕事ではとても役に立つんです。
いや、左右が解らない事ではなく、左も右も使えるってことが。
仕上げの研磨や、カンナをひく作業とか、左も右も同じ感覚で出来るので、
右手が疲れたら左手で。って感じで作業が出来るんです。
でも、私生活では問題ありですね。車を運転している時、助手席の妻が、「そこ右。」とか言うと「右ね。」なんて言いながら
平気で左に曲がる。「そっち左!逆!!」となるわけです。
二分の一の確立のくせに、大抵外れるんですね。すると、「解っててやってるの?」と。
「解ってるわけない!俺は右左解らないんだから。」と自慢っぽく言うわけです。なので、タクシーに乗る時、ちょっと緊張する。乗る前に予め、「えっと、こっちが右で、
こっちが左だな。合ってるよな。」なんて自分の中で確認してから乗るようにしています(笑)。
そんなわけなので、運転しながら地図を見る時、進行方向と見ている地図の向きが逆の時、
右に曲がるのか、左に曲がるのか、解らないんです。地図を逆さまにして、進行方向と同じに
して見るようにしています。え?!これって、左右が解らないのと関係ないの?この前テレビで、その様な人は
「典型的な方向音痴」って言ってました…。。「俺の場合は方向音痴じゃない!左右音痴だ!」なんてどっちでも大して変わらない
プライドをもちつつ。最近はi padを地図代わりにしています。すると…。
もう使っている人は気が付いていますね?
そうなんです。進行方向と逆だからってi padをひっくり返しても、クルンッと画面もひっくり
返って元に戻っちゃう。
「もう〜(怒)、だからひっくり返らなくていいんだって!」と言ってもダメ。
i padに気付かれないようにソッとひっくり返してもダメ。
だから仕方なく、一瞬パッとひっくり返して、i padがひっくり返った事を察知して画面がひっくり
返るまでの一瞬で判断する。
探している場所が迷路のような場所だったらもう大変。パッパッパッパ、ひっくり返したり
元に戻したり、i padと僕の察知能力の高さを競っているわけですよ。
そしたら先日、山口君を連れて納品に行った時、僕が相変わらずi padをパッパやってたら、
「何やってるんですか?」っと。
「いや〜、i pad便利なんだけどさぁ、便利過ぎて不便!」と上記の内容を話すと、
「このマーク押せば、進行方向に画面が切り替わってくれるんですよ。」っと言って
上にある矢印のようなマークを押すと、クルンッと画面がひっくり返るではありませんか!
「何と…!!」今までのi padとの格闘はなんだったの?
今の今まで、i padと同等かつ、良きライバルとして、その察知能力を切磋琢磨していたのに、
この機能を知った瞬間に、i padの背中が遥か遠く、置いてかれたような気分に…。。i pad、便利じゃ〜ん♪ さすがじゃ〜ん。
今まで便利過ぎて不便!なんて言っててごめ〜ん。
俺が方向音痴で機械音痴だっただけじゃ〜ん。
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僕と妻は誰よりも早く気に入ったギャベ探し。
一枚一枚広げられるギャベに
「可愛い〜!」
「いいねぇ。」
「素敵♪」
「これもいい!」
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