家具工房 する
                            
北海道札幌市東区中沼西1条1丁目7−12

お話、出来事

 

過去の記事 
・原始が原に行って来ました
・北海道神宮 〜女神「ハルニレ」
・蘇れ!ちゃぶ台 〜昔の職人さんとの会話
・17年前の忘れ物
・グリズリーがいいな!
・ニングルの森
・「My 箸」〜家具工房旅する木がTVに出ます
・【北のブランド2007】登録認証

 絶滅動物を残したい!

工房を始めてからというもの、様々な”出会い”に驚きと感謝の連続なのですが、先日、また素晴らしい出会いが
あったのです。

先日の木工教室に、中学を卒業したばかりの青年が参加してくれたんですね。”木工教室の様子”のページでちょこ
っと触れたのですが、彼には素晴らしい才能があって、それを偶然見てしまった僕は、声をかけずにはいられなかっ
たのです。

赤ん坊の定期検診で病院に連れて行って、待合室のソファーに座っていたんですね。そしたら斜め前に彼が座っていて
スケッチブックに色鉛筆でなにやら絵を描いていたんです。その絵を見るなり、娘と目が点‥!小鳥の絵を描いていた
のですが、その鮮やかなこと。とても言葉では表現できない素晴らしい絵で、僕は視線を反らすことが出来ずに、彼に
気づかれないように、密かに、ものすごく感動していたのです。

そのうち彼が呼ばれて、しまい始めた時、この感動を絶対に伝えなきゃ!と思った僕は意を決して声をかけたのです。
「その絵の額を僕に作らせて下さい!」
なんの事か判らないですよね?名刺を渡して僕の気持ちと職業を伝えたところ、彼と、彼のお母さんはとても喜んで
くれて、連絡先を教えてくれました。

話をすると、驚くことに、彼がまだ中学生だと言うこと、そしてさらに、4月から工芸コースのある高校に進学し、
そこで絵とともに木工の勉強をするということ。

その日はそのまま別れたのですが、僕はとても気になっていて、「きっと社交辞令だと思っているだろうな?」と思い、
2,3日後電話したところ、案の定行って良いものか迷っていたようで、喜んでくれました。また、入学する高校の入
学前の課題で、木工の道具を入れる箱を作ってくる事になっているようで、そのお手伝いというか、指導をお願いされ、
今日、一緒に作ったのが上の写真です。

僕が彼の絵に感動したように、彼もこの道具箱をとても気に入ってくれたようで、「一生大事に使います!」と喜んで
くれていました。

冷静に考えてみたら、彼とは20ほども年が離れているんですね。それでも僕にとっては彼と、彼の絵からは学ぶべき
ものがあり、知り合ってまだ数日しか経っていないのに、彼の将来になにかを期待してしまうのです。

自由研究で描いたというノート4冊、172作品を惜しげもなく僕にくれた彼の作品のほんの一部をアップします。
全て絶滅してしまった動物たちです。どうぞご覧になって下さい。

 

 

作品は全て絶滅してしまったほ乳類、鳥類、は虫類、昆虫、貝類
など、172作品がノート4冊に、解説付きで紹介されています。
色鉛筆100色以上を使って描き込んでいくのだそうです。

「どうして絶滅した動物ばかり描いているの?」と尋ねたところ、
「もう実物は決して見ることが出来ないので、絵で描いて残した
い。」とのことでした。さらに、印象的だった言葉は、「描き終
われればいいんだけど‥」

あまりにも意味の深い、真っ直ぐな心を感じました。

残りの作品は工房へ来られれば、いつでもお見せ致します。








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